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2023/02/10

初めてわんちゃんを迎える方へ!一緒に過ごす上で知っておきたいこと<冨板>

初めてわんちゃんを迎える方へ!一緒に過ごす上で知っておきたいこと<冨板>

こんにちは!スタッフの冨板です。
今回は初めてわんちゃんを迎える方に向けた、わんちゃんを飼う上で知っておきたいことや一緒に過ごしていく中での注意点を簡単にご紹介します!
初めてではないけれど改めて勉強中!という方も是非ご覧下さい😊


1.感染症の予防について
2.お手入れについて
3.生活に潜む危険とその対策
4.まとめ


1.感染症の予防について

〈ノミ·ダニ、フィラリア予防〉
わんちゃんと生活するにあたって欠かせないのが、ノミ·ダニの予防です。
散歩に行ったわんちゃんの体にくっついて体に害を及ぼしたり、わんちゃんが外に出なくても人間に付着して家に持ち帰ってきてしまうケースもあります。
それを予防·駆虫する為にも予防薬は必須です。
当院では、ノミ·ダニの通年予防を推奨しています。なるべく動物病院で処方された予防薬を使うようにしましょう!
そして、蚊が出てくる1か月前から蚊がいなくなる1ヶ月後(当院では5~12月としています)はフィラリア症(蚊が媒介する感染症)の予防期間でもあるので、併せて予防するようにしましょう。

〈ワクチン〉
わんちゃんに接種が求められるワクチンは主に2種類、狂犬病ワクチンと混合ワクチンです。
狂犬病ワクチンは全てのわんちゃんに対して義務付けられているワクチンです。年に1度必ず打つようにしましょう。
混合ワクチンは、さまざまな感染症を予防するワクチンです。義務化はされていませんが、当院では年に一度の接種またはワクチン抗体価検査(以前に打ったワクチンの抗体が体の中に残っているか確認する検査)をすることを推奨しています。

ペットサロンやペットホテル、ドッグランによってはノミ·ダニ予防が必須だったり、ワクチンの証明書が必要な場合もあります。
わんちゃんの為にも、きちんと予防をするようにしましょう!


2.お手入れについて

〈爪切り、肛門腺絞り〉
わんちゃんも人間と同じように爪が伸びます。実際、伸びすぎて巻き爪になり爪が肉球に刺さってしまった…というケースを何件も見たことがあります。
そうならない為にも、定期的に爪切りをしてあげましょう!伸びるスピードは個体差がありますが、大体月に1度の爪切りをオススメしています。

肛門腺絞りと聞いても、よく分からない人もいるかもしれません。わんちゃんには肛門嚢という袋が肛門の穴付近にあり、悪臭のする分泌物がそこに溜まっていきます。本来そこに溜まった分泌物は便と一緒に排出されますが、中には出にくい子がいます。
分泌物が溜まっていき、肛門腺が破裂してしまうケースもあります。その予防の為にも、爪切りと同じく月に1度のペースでの肛門腺絞りをオススメしています。
●お尻を床に擦る
●しきりにお尻を気にする、舐める
こんな症状が肛門腺の溜まっているサインかもしれません!
爪切りや肛門腺絞りはやり方を間違えると痛がってしまったり、わんちゃんのトラウマになりかねません。
当院では、爪切り·肛門腺絞りだけでの診察も大歓迎ですので是非やり方を知りにいらして下さい😊

〈シャンプー、トリミング〉
どのくらいの頻度でサロンへ行くのがベストなのかは犬種によっても様々ですが、これも月に1度をオススメしています。
爪切りと肛門腺絞りは多くのペットサロンではシャンプーと一緒に行われるので、月に1度行っておけば巻き爪になったり肛門腺が破裂する心配もありません。
また毛の抜けやすい犬種の子には換毛期に抜けきらなかった毛を処理する「レーキング」がオススメです。レーキングについて詳しくお話している記事も併せてチェックしてみてください。


3.生活に潜む危険とその対策

〈誤飲〉
わんちゃんと暮らす上で注意していきたいのが、誤飲です。
ここでは、特に誤飲に気をつけたいものを紹介します。

●散歩中の拾い食い
特に、タバコの吸殻や動物の糞などに注意が必要です。道が見えにくい夜間のお散歩では気をつけましょう。

●靴下、マスク、ウェットティッシュ
好奇心旺盛なわんちゃんにとって、お部屋に落ちている物全てがおもちゃになりかねません。遊んでいるうちに飲み込んでしまった…なんてことのないように注意しましょう。


●わんちゃんに有害な人間の食べ物
チョコレートや玉ねぎは有名ですが、ブドウ、イチジク、アボカド等、あまり聞かないけれどわんちゃんにとっては害な食べ物は沢山あります。また、お部屋に飾る観葉植物もわんちゃんに害が無いことを確認してから飾るようにしましょう。

●飲み込める大きさのおもちゃ
体の小さい子用に小さいおもちゃも市販されていますが、絶対に飲み込めない&取れる部品がないおもちゃを選んであげるようにしましょう。

〈おうちの中で過ごす時の注意点〉
わんちゃんがお部屋で快適に過ごせるように工夫してあげるのも、飼い主の役目です。ここでは、特に気をつけたいこととその対策を紹介します。

●ソファなど高いところから飛び降りて怪我
 対策 : ソファまでのステップを作ってあげる

●フローリングで滑って怪我
 対策 : カーペットやマットを敷いてあげる、定期的に足裏の毛を刈ってあげる

● 硬い(大きい)おやつを飲み込んで喉に詰まらせる
 対策 : 簡単に噛み砕けるおやつを与える、歯みがきガムなどは飼い主が手に持ちながら与える

●わんちゃんと一緒にドライブ中、急ブレーキでわんちゃんが転倒
 対策 :  犬用シートベルトを取り付ける
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上記の3つの対策は実際に私が愛犬と過ごす上で工夫していることです。わんちゃん自身では対策出来ないので、人間が工夫をしてあげることが大切です。他にも対策方法があれば是非教えてくださいね😊


4.まとめ

いかがでしたか?
わんちゃんを迎えるまでに環境を整えてあげたり、知識を蓄えておくとわんちゃんも安心して過ごすことが出来ると思います。
また、当院では生後4ヶ月までの子犬を対象としたパピー教室を開催しています。プロのドックトレーナーさんをお呼びして、飼い主様も一緒に基本的なしつけを学んで頂けます!
わんちゃんの性格が形成されるのは生まれてから大体1年とされています。その1年をわんちゃんがどう過ごすかは飼い主次第です!是非パピー教室に足を運んでみてください😊

犬の1年は人間の7年とも言われています。大切な家族だからこそ、一緒に過ごす限りある時間を大切にしましょう!

 

当院で行っているパピー教室のご案内はこちら(2023年4月開始)

当院の診察案内・ご予約はこちら

※爪切りをしてほしい、予防薬やワクチンについて相談したい、食べが悪いので相談したい、などなど、お気軽にご相談くださいね。