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2024/01/26
予防診療がお得に受けられる当院独自の定額サービスがリニューアルしました!<増田>
こんにちは、愛知県一宮市のおおい動物病院、愛玩動物看護師の増田です!
新しい年を迎えてあっという間にもうすぐ1か月ですね!時の進む早さに驚いています😳
皆さんは新年の抱負などは決めたでしょうか?
私はこれまであまり旅行に行くことが無かったので、今年は色んな所に遊びに行ってその土地の美味しいものがたくさん食べられたらいいなと思っています!
さて、おおい動物病院では今年から定額プランが新しく生まれ変わることになりました!
既にご利用頂いている方も、初めての方もぜひご一読ください🌸
定額プランとは当院独自で行なっている予防診療に特化したサブスクサービスで、プランにご加入いただくとそのプランの内容が1年間定額で受けられます。
フィラリアの予防薬などが、体重に関係なく定額になるので、体重が大きいほどお得なこちらのサービス。
各プラン少し値上がりにはなりますが、これまで無かった鍼灸やマッサージがお試し価格で受けられたり、全てのプランにフード割引も入ったりするので詳しくご紹介していきますね🌟
1.ライトプラン
1番お手軽なライトプランには最低限やっておくのがオススメな混合ワクチン、ノミダニ・フィラリア予防1年分に加え、爪切りと肛門腺が月に1回無料で受けられたり、先述したフード割引きが含まれています。
フードの割引率など詳しくはスタッフにお尋ねください😊
ワクチンに関しては接種、もしくは抗体価検査のどちらかをお選びいただけます。
猫ちゃんの爪切りはプランに加入していただいている方は常に無料になります!
2.スタンダードプラン
スタンダードプランは先ほどのライトプランの内容に加えて健康診断とホテル、お灸、マッサージの割引が受けられます。
鍼灸とマッサージについてはわんちゃんのみになりますのでご了承ください🙇♀️
健康診断は要予約になりますが、血液検査、レントゲン検査、エコー検査が受けられるのでその子の健康な状態での基準値を知っておくという意味で若い子にもおすすめです!
3.プレミアムプラン
最後のプレミアムプランはスタンダードプランの内容に加えてトリミング割引、入院・手術などの高額医療時の割引、7歳以降の子は健康診断が年2回無料で受けられるのでシニアにおすすめなプランになっています!
お支払い方法はこれまで通り一括払いとカードを登録していただいて毎月引き落とす2パターンがあり、一括でお支払いいただくと支払いが11ヶ月分になるのでさらにお得です✨
気になる方は詳しくご説明致しますのでお気軽にスタッフまでお声がけくださいね。
愛犬、愛猫のためにもしっかりと予防や健康診断を受けてまた元気な1年を過ごしましょう💪
2024/01/17
絶対にやめて‼犬猫の無麻酔スケーリング(歯石取り)の危険性について獣医師が徹底解説!<院長>
こんにちは、歯科・腫瘍科に力を入れている愛知県一宮市のおおい動物病院の院長、獣医師の大威です。
診察中やSNSなどで「トリミングサロンで歯石とってもらってるから大丈夫」というセリフをよく聞きます。
無麻酔での歯石取りは動物にとって肉体的・精神的に苦痛なだけでなく、(見た目はキレイになるかもしれませんが、)歯周病の予防にも治療にもならないどころか、悪化させる危険すらあることをご存じでしょうか。
今回は治療としての麻酔下でのスケーリング(歯石取り)と無麻酔で行う危険性について説明します。
① そもそも犬猫に限らず、歯周病とは一体なに?
③ 当院での犬猫の麻酔下でのスケーリング(歯石取り)について
④ 犬猫の歯周病に対し、無麻酔でもできること
⑤ 犬猫の歯周病と無麻酔スケーリングまとめ
① そもそも犬猫に限らず、歯周病とは一体なに?
歯周病という言葉を聞いたことはあると思いますが、正確に理解している方は意外と少ないです。日本臨床歯周病学会によると「歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気」とされています。
歯垢(プラーク)の中には大量の細菌が含まれており、この中に含まれる歯周病菌が出す毒素により歯肉の炎症や歯の融解が起きていきます。またこの毒素は全身にも影響を及ぼすことが分かってきており、心臓・肝臓・腎臓・肺などにも悪影響を及ぼします。
つまり歯周病とは、細菌感染が原因の進行性の全身性の炎症性疾患なのです。
日本臨床歯周病学会より
② 犬猫の無麻酔でのスケーリング(歯石取り)の危険性
近年、法律的にも許されていないトリマーや動物看護士、歯科衛生士などが犬猫に対し、無麻酔で歯石をとることによる弊害が多発しています。そもそも歯石は歯周病の直接的な原因ではないため目で見える範囲の歯石を取ったからといって、歯周病の治療にも予防にもなりません。
それどころか口腔内のケガや歯周病の悪化、下顎骨の骨折などの身体的な弊害や恐怖や苦痛体験により口回りを触れなくなったり、トラウマになって性格の変化が起こるなどの精神的弊害が出ます。
まさに「百害あって一利なし」といった拷問めいた行為が横行しています。人間で例えると下のイラストのようなものです。
SWI HPより
③ 当院での犬猫の麻酔下でのスケーリング(歯石取り)について
当院では動物の安全・安心に配慮し且つ最大限の効果を上げるために、麻酔下での歯科処置を行います。動物病院でのスケーリングは、便宜上スケーリング(歯石取り)といいますが、実際には歯石を取るだけではありません。その内容は以下のようになります。
(麻酔後)
1 口腔内レントゲン検査
歯周病の程度の把握として大前提必要な検査 診断・治療・予後判定に必須
2 口腔内検査
歯肉の炎症程度 歯垢・歯石の付着程度 歯の動揺度(グラつき)
根分岐部病変 歯周ポケットの深さ(アタッチメントロス)
などの項目を見て触って検査します。
3 スケーリング
いわゆる歯石取り 見てわかる汚れを取ります。
4 ルートプレーニング
歯周ポケット内の歯垢・歯石を取ります。
ポケット内の歯垢が歯周病菌の感染巣なのでここを徹底的にキレイにすることが歯周病の治療になります。
5 キュレッタージ
歯周ポケット内の汚染・炎症部位を掻爬し、取り除く処置
ルートプレーニングと合わせてポケット内を清浄化します。
6 ポリッシング
研磨作業 歯石を除去した後の歯は細かい傷がたくさんあります。
研磨してツルツルにしておかないと処置前よりも歯垢・歯石が付きやすくなります。
怠ってはならない必須作業
7 抜歯 歯周外科処置
進行した重度の歯周病の場合、抜歯や歯周外科処置も必要になります。
麻酔下でしっかりと検査・処置を行うことが歯周病治療の大原則になります。
スケーリング
④ 犬猫の歯周病に対し、無麻酔でもできること
歯周病治療の大原則は口腔内の衛生管理であり、スケーリングは最も効果的です。
スケーリングに麻酔は必須ですが、様々な理由で麻酔がかけられないペットもいます。そういう子たちにもやってあげられることはあります。
しかし歯石を除去できるわけではなく、歯周病菌の増殖を抑制したり、炎症を和らげて痛みを緩和するような対症療法がメインになります。
1 インターベリーα
歯茎に塗布するお薬です。
歯周病菌に対する抗菌作用が認められており、医薬品なので保険が使えます。
物産アニマルヘルス株式会社HPより
2 鍼灸治療 東洋医学的アプローチ
東洋医学では「局所の疾患は五臓の病変の表れ」と考えます。
例えば歯周病も単に歯や歯茎の疾患ではなく、口腔をつかさどる脾、歯をつかさどる腎の病変が歯茎や歯に投影されたものと考えます。
これらを整えることにより歯周病の緩和を目指します。
3 レーザー治療、プラズマ治療など
レーザー照射やプラズマガスを吹き付けることにより歯周病菌の殺菌作用、歯肉炎症の軽減、疼痛緩和などが期待できます。
飛鳥メディカルHPより
*当院では対応していません。
⑤ 犬猫の歯周病と無麻酔スケーリングまとめ
動物の歯石を無麻酔で除去することは肉体的にも精神的にも非常に危険な行為で、治療という名を騙った虐待行為です。愛するペットのためにも是非安全でしっかり効果のある麻酔下でのスケーリングをおすすめします。
比較歯科学研究会所属
日本小動物歯科研究会認定 レベル1−4講義・実習 受講修了
我が家のシェルティ・オグトくんは毎年麻酔下でスケーリングをしています。毎年麻酔下でスケーリングを行った犬は、死亡リスクが約20%低下するという報告があります。ピカピカな歯で長生きしてほしいです!
2024/01/12
犬猫の鍼治療について愛玩動物看護師が解説&シニア犬にローラー鍼を使ってみました!<冨板>
こんにちは!愛知県一宮市のおおい動物病院、愛玩動物看護師の冨板です!
当院では昨年末から東洋医学に力を入れています。
昨年から犬猫に漢方薬の処方を開始、そして今年からは犬の鍼治療と温灸マッサージを始めました。
そこで本コラムでは犬猫の鍼治療 についてお話しします!
その中でも、特にご家庭で誰でも気軽にできる鍼治療である「ローラー鍼治療」に重きを置いてお話できたらと思います。
お家でできるセルフケアの満足度を上げてあげたい、少しでもペットの関節炎や体の不快感を取り除いてあげたいという方にオススメですので、ぜひ最後までご覧下さい😊
目次
[1]ローラー鍼の前に・・・犬猫の鍼治療について
[2] お家で手軽に犬猫に使える!ローラー鍼について
[3] 犬猫にローラー鍼を使うことのメリット
[4] 犬猫にローラー鍼を使用する際のガイドラインと注意点
[5] 当院の看板犬にローラー鍼を実際に使ってみました!
[6] 犬猫のローラー鍼まとめ
動物の鍼治療といってもピンと来ない方が多いと思うので、まずは簡単に鍼治療についてご紹介します。
[1]ローラー鍼の前に・・・犬猫の鍼治療について
犬猫の鍼治療は、古代中国にその起源をたどります。古代中国では、鍼を用いた治療が身体のエネルギー(気)の流れを整え、健康を促進するとされていました。この考え方は東洋医学の一環であり、後に日本にも広がっていきました。
鍼治療は、犬猫の様々な病気や症状に対する補完療法として注目を集めています。
犬猫にも人間と同じように体の表面に経穴(ツボ)があります。
特に慢性的な痛みや関節炎、神経系の問題に対して有効であるとされており、ツボに鍼を刺すことで神経刺激が生じ、血行が改善し、身体の自然な治癒力が促進されるとされています。
[2] お家で手軽に犬猫に使える!ローラー鍼について
最近当院でも取り扱いをはじめたローラー鍼をご紹介します。
ローラー鍼は、伝統的な鍼灸療法をベースにした新しいアプローチで、小さな鍼がローラーになっている道具を使用します。
表面に小さいトゲトゲが沢山ついており(地道に数えてみたところ、約115トゲトゲでした😆)、これを皮膚の上で転がして使います。
この手法は、ツボに対する刺激を与えて血行を促進することで体の調子を整えることを目的としています。
[3] 犬猫にローラー鍼を使うことのメリット
メリット1 : 刺激の強さを調整しやすい
ローラーを転がすだけなので力の強さを調整しやすいです。
ローラーを軽く転がすだけでなく、特定の箇所に焦点を当てて圧力をかけることも可能です。これにより、個々のニーズや快適な範囲で鍼の効果を得ることができます。
メリット2 : セルフケアに適している
ローラー鍼は自宅で簡単に利用できます。日常的なストレスや筋肉の疲労を軽減し、リラックス効果をもたらすことが期待されます。
ただし、使用する際には注意が必要で、十分な知識を持つか、専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。
[4] 犬猫にローラー鍼を使用する際のガイドラインと注意点
①獣医師や専門家に相談する
獣医師や専門家に相談し、犬猫の健康状態や適切な鍼療法についての助言を得てください。特に既存の健康問題がある場合は、自己判断せずに獣医師や専門家からの意見を求めましょう。ローラー鍼の使用方法についても正確な指導を受けましょう。正しいテクニックと圧力の調整が重要です。
②犬猫の反応を観察する
ローラー鍼を使用する際には、犬の反応を慎重に観察しましょう。興味を示すか、リラックスする姿勢を見せる場合は良い兆候ですが、不安や痛みを感じているようであれば即座に中断しましょう。
③優しく軽く行う
ローラーを優しく転がすことで、犬猫にストレスをかけずに鍼の効果を得ることができます。強い圧力や急激な動きは避けましょう。
一定の圧力と速度で転がすことが重要です。
④定期的なモニタリング
ローラー鍼を導入した後は、犬猫の健康状態を継続的にモニタリングし、変化があれば獣医師に報告しましょう。
最も重要なのは、犬の健康と安全を最優先にすることです。専門家の助言を仰ぎつつ、慎重に行うように心がけましょう。
[5] 当院の看板犬にローラー鍼を実際に使ってみました!
当院の看板犬、からあげちゃんに協力してもらいました!🙏
①ツボの場所を把握する
それぞれのツボによって作用は異なると言われています。それぞれの犬猫に合ったツボをしらべてコロコロしてみましょう。
からあげはパテラ(膝蓋骨脱臼)なので、足回りが特に凝っています。
コロコロして気持ちよさそうなところ、筋肉が張っていてほぐしてあげたいところを重点的にコロコロしましょう。
②毛並みにそって優しくコロコロする
強く圧力をかける必要はありません。
動物が気持ちいいとかんじるくらいの優しく軽い刺激を皮膚に与えるだけで大丈夫です。
強くしすぎると逆に体を痛める原因になるので、きをつけましょう。
③その子に合わせた適度な時間の目安を守る
小型犬、猫ちゃんなら1日約5分以内
中型、大型犬なら1日約10分以内
の治療を心がけましょう。
④動物が嫌がる前にやめる
ローラー鍼が嫌な思い出として残ってしまわないように、なるべく嫌がる前にやめることをこころがけましょう。
おやつを与えながらコロコロするのがオススメです!
動物が慣れて嫌がらなければ、ツボだけでなく気持ちよさそうなところをコロコロしてみてもいいかもしれません😊
協力してくれたからあげちゃん、ありがとうございました!😍(この後ご褒美のおやつを美味しそうに食べてくれました💕)
[6] 犬猫のローラー鍼まとめ
いかがでしたか?
当院でも今年から、鍼灸治療やローラー鍼の取り扱いを始めました!
興味のある方は、診察の際に獣医師に相談していただければ、詳しい使い方をご説明いたしますね。
実際私も 愛犬である14歳トイプードルのあずきの関節痛に悩んでいました。アンチノールを飲ませたりカルトロフェンベット注射を試してみたり、、。
あずきの負担にならないようなセルフケアを継続的に出来ないか悩んでいたところ、副院長が勧めて下さったのがローラー鍼でした!
使い始めて2週間ほど経ちますが、あずきもコロコロの刺激に慣れ、気持ちよさそうにしてくれています🍀
これからも継続的に使って、あずきの体の痛みを少しでも和らげる手伝いが出来たらと思います😊
ローラー鍼のようにお家でセルフケアの一環として始められるものもあるので、気になる方は是非一度ご相談ください😊
執筆◆冨板くるみ(愛玩動物看護師)
起きる時間の30分前にアラームをかけて、そのあと二度寝をするのにハマっています。
昨年末に、鍼灸の先生をお招きして、みっちり1日セミナーを受けました!2024年は、東洋医学やシニアケアにより一層力を入れていきます!東洋医学とシニアケアは相性がいいので、お悩みの方はご相談くださいね。
2024/01/07
トリミングの新規受付を2/1(木)〜再開します!
シニア犬にトリミングは必要? 頻度や負担の少ない方法をトリマーが徹底解説します!<冨板>