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2026/09/08
長引く耳のかゆみ・外耳炎の原因は「耳の奥の葉っぱ」?ビデオオトスコープ症例<副院長>|愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは!副院長の大威優子です 🐶
「お薬や点耳薬をしっかり続けているのに、なかなか耳の炎症や気にする仕草が治まらない」
このような「難治性外耳炎」でお悩みの飼い主様は少なくありません。
今回は、他院で1年以上治療を続けても改善せず、「夜も眠れないほど耳を気にしている」という主訴で当院を受診されたスタンダードプードルちゃんの症例をご紹介しながら、
長引く耳トラブルの裏に潜む意外な原因と、当院で行っているビデオオトスコープ(耳内視鏡)による「見える耳科診療」について詳しく解説します。
1. 1年以上続いた「夜も眠れない耳のかゆみ」
ご来院されたわんちゃんは、1年以上もの間、他院にて外耳炎の治療を継続されていました。
飼主様も大切に飼われており、お利口さんで、点耳薬もしっかり使えていたとのことです。
しかし一向に良くならず、激しいかゆみや違和感から「夜も落ち着いて眠ることができない」という非常につらい状態が続いていました。
ここで問題となるのが、わんちゃんの「耳の構造」と「犬種の特性」です。
大型犬で耳が大きく、さらに耳道の被毛が非常に豊かであるトイプードルやスタンダードプードルなどの犬種では、手持ちの一般的な耳鏡検査(肉眼での覗き込み)では光や視界が奥まで届きづらく、耳道の最深部(鼓膜付近)の状態を正確に把握することが困難なケースがあります。
2. ビデオオトスコープで判明した真の原因
当院にてビデオオトスコープ(耳内視鏡)を導入し、耳道の奥深く・鼓膜の直前まで精密な観察を行ったところ、驚くべき原因が判明しました。
なんと、鼓膜の手前に「長さ2〜3cmほどの葉っぱ」がガッチリと停滞していたのです。
拡大モニターで異物の位置や鼓膜の損傷有無を慎重に確認しながら、麻酔下にて安全に摘出処置を実施いたしました。
✨ 摘出後の変化
摘出を終えると、1年以上続いていた耳を気にする仕草はその日のうちに完全に消失!飼い主様からも「その日の夜から嘘のようにぐっすり眠れるようになりました」と大変嬉しいお声をいただきました。
3. 耳道内異物の種類:ノギだけじゃない!意外な原因とは?
耳の中に異物が入ってしまうトラブル(耳道内異物)として、一般的に有名なのは草むらなどに生えている「ノギ(植物の芒・尖った種子)」です。しかし、実際にはそれ以外にもさまざまな物が耳の奥に潜み、強い炎症や違和感を引き起こします。
a. 植物片(ノギ・葉っぱなど)
ノギは刺さりやすく抜けにくい構造をしているため警戒されますが、今回のように「2〜3cmほどの普通の葉っぱ」であっても、スタンダードプードルのような耳の大きい子だと入り込んでしまう場合があります。一度奥に入り込んでしまったり、毛に絡まってしまうと、自力で排出することはできません。
b. トリミング後などの「落毛」のへばりつき
最近当院で非常に多くご相談いただくのが、「トリミングの後に急に耳を気にするようになった」「ステロイドなどの消炎剤を使ってもかゆみが治まらない」というケースです。
このようなわんちゃんの耳道をオトスコープで観察すると、耳道自体には大きな炎症がないにもかかわらず、「カットされた抜けた毛(落毛)などの自分の毛が鼓膜にベタリとへばりついている」ことが多々あります。
この落毛が鼓膜を常にチクチクと刺激することで強い違和感が生じますが、消炎剤などの「お薬」では毛を取り除くことはできません。
麻酔下でのオトスコープ洗浄・除去を行うことで、一発で症状が解消します。
4. なぜ従来の診察で見落とされてしまうのか?
犬の耳道は人間と異なり、途中で「L字型」に曲がっています。そのため、垂直耳道の先にある水平耳道、そしてその最深部にある鼓膜周辺は、肉眼や一般的な耳鏡では光が届かず影になってしまいがちです。
💡 見落としのリスクが高まる条件
・耳毛が多い犬種(プードル、シュナウザー、マルチーズなど)
・耳道が深く広い大型犬
・耳垢や炎症による腫れで奥が見えにくくなっている場合
どれだけ優秀な抗生剤やステロイドの点耳薬を使い続けたとしても、「葉っぱ」や「へばりついた毛」といった物理的な異物が存在する限り、根本的に治ることはありません。
5. まとめ:長引く耳トラブルは当院の「見える耳科診療」へ
「長期間お薬を続けているのに外耳炎が治らない」
「トリミングや散歩のあとから、しきりに頭を振ったり耳を気にしている」
「夜も眠れないほど耳をかゆがっている」
もしこのような症状にお心当たりがある場合は、耳道の奥深くに異物や落毛が潜んでいる可能性を疑う必要があります。
おおい動物病院では、ビデオオトスコープを活用し、飼い主様と一緒にモニター画面で耳の中の実際の映像を確認しながら治療を進める「見える耳科診療」を行っております。
「セカンドオピニオンを聞いてみたい」「なかなか治らない耳のトラブルがある」「耳の中を奥まで確認してほしい」という飼い主様は、どうぞお気軽にご相談ください。
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当院の耳科診療について 犬や猫の外耳炎とは?当院での耳科診療の特徴をわかりやすく解説 |
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◆ 執筆:大威優子(副院長 / 獣医学博士) ビデオオトスコープを活用した「見える耳科診療」を行っています。診察室で飼い主様と一緒に耳の中を確認することも可能です。治りにくい耳の症状もお気軽にご相談ください。 |
2026/09/04
動物病院で何を伝えればいい?犬や猫の症状を上手に伝える12のポイント<冨板>|愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは!
愛知県一宮市 おおい動物病院の愛玩動物看護師 冨板です!
愛犬や愛猫の体調が悪くなり、動物病院を受診したとき、うまく症状を説明できなかった経験はありませんか?
動物病院では、症状についてさまざまな質問をします。
いつから症状があるのか、食欲はあるのか、水は飲んでいるのか、便や尿はどうなのか…など、普段の生活について確認することも多くあります。
動物は自分で症状を説明することができません。
そのため、毎日一緒に生活している飼い主さんからの情報が、診察を進めるうえで大切な手がかりになります!
今回は、動物病院でよく聞かれる質問と、受診前に確認しておきたいポイントをご紹介します🐶🐱
1. 症状はいつから始まりましたか?
動物病院で最初に確認することが多いのが、症状が始まった時期です。
急に症状が出たのか、少しずつ変化してきたのかによって、考えられる原因が変わることがあります。
💡 例えばこのような時期の目安
・今日の朝から食べない
・昨日から何度も吐いている
・2、3日前から元気がない
・1週間ほど前から水をよく飲む
など、分かる範囲で伝えてください。
正確な日付が分からなくても問題ありません。1週間くらい前、2、3日前からなど、おおよその時期でも大切な情報になります。
症状に気づいたら、スマートフォンに日付と一緒に簡単にメモしておくと安心です!
2. 普段と比べて、元気はありますか?
元気があるかどうかは、その子によって基準が違います。
普段からよく寝る子なら、寝ている時間が長いだけでは変化に気づきにくいかもしれません。
そこで、今の状態を普段と比べてみましょう。
・散歩には行くけれど歩く速度が遅くなった
・遊ぶ時間が短くなった
・寝ている時間が増えた
・家族を迎えに来なくなった
・階段を上がらなくなった
このような小さな変化も、診察では大切な情報になります。
元気があるかないかだけでなく、何が変わったのかを伝えることがポイントです。
3. 食欲はいつも通りですか?
食欲について聞かれたときは、食べているかどうかだけでなく、食べる量や食べ方も確認しましょう。
・ご飯に見向きもしない
・いつもの半分しか食べない
・好きなおやつだけ食べる
・ドライフードを残す
・食べるのに時間がかかる
・食べようとするけれど途中でやめる
このような変化があれば伝えてください。
特に、食べたい様子はあるのに食べられない場合は、単純に食欲が落ちているとは限りません。
フードを見て近づくけれど食べない、口に入れるけれどすぐやめるなど、食べ方の変化も重要です!
4. 水を飲む量は変わっていませんか?
食事と同じように、水を飲む量も健康状態を知るための大切な情報です。
水入れの水が以前より早くなくなる、最近よく水を飲みに行くなど、普段との違いを伝えてください。
反対に、水を飲む量が減った場合も確認しておきましょう。
多頭飼育の場合は、一頭あたりの飲水量を把握するのが難しいこともあります。
その場合は、多頭飼育の為分からないことを伝えてくだされば大丈夫です!
5. おしっこの回数や量に変化はありませんか?
尿は、出ているかどうかだけでなく、回数や量も確認しましょう!
・トイレに行く回数が増えた
・何度もトイレに行く
・少量しか出ない
・排尿姿勢を長くとる
・トイレ以外でおしっこをするようになった
・尿の色がいつもと違う
などの変化がないか確認してください。
特に猫では、何度もトイレに行くのに実は尿がほとんど出ていないことがあります。
トイレに行っているから大丈夫とは限らないため、実際に尿が出ているかも確認することが大切です☝️
6. うんちの回数や状態はどうですか?
便については、回数だけでなく状態も重要な情報です!
いつもより硬い、柔らかい、水っぽい、量が少ない、血が混じっている、黒っぽいなど、普段と違うところがないか見てみましょう。
💡 冨板看護師からのワンポイント!
普段と違う便の状態は写真を撮っておくのがおすすめですよ!
7. 吐いた場合は、何を何回吐きましたか?
嘔吐があった場合は、吐いた回数と内容を確認しておきましょう。
食べたフード、黄色い液体、透明な液体、泡、毛玉など、何を吐いたのか分かれば伝えてください。
食後すぐだったのか、食後しばらく経ってからだったのかも分かると役立ちます。
1回だけなのか、何度も繰り返しているのかも重要です。
吐いたものを写真に撮っておくと、診察時に説明しやすくなります。
8. 症状が出たときは動画を撮っておきましょう
咳をしている、歩き方がおかしい、ふらつく、震える、呼吸がいつもと違うなどの症状も、病院では確認できない場合があります。
そのようなときに役立つのがスマートフォンの動画です。
症状が自然に出たときに、無理のない範囲で撮影しておきましょう。
(動画を撮るために症状をわざと起こす必要はありません)
9. 最近、生活環境に変化はありませんでしたか?
症状だけでなく、最近の生活についてお聞きすることもあります。
・フードを変更した
・新しいおやつを始めた
・サプリメントを始めた
・引っ越した
・家具の配置を変えた
・近所で工事が始まった
・家族の生活リズムが変わった
・新しい犬や猫を迎えた
・散歩コースを変更した
人にとっては小さな変化でも、犬や猫にとっては大きな変化になることがあります。
病気とは関係なさそうと思うことでも、最近変わったことがあればぜひ伝えてください。
10. 現在使っている薬やサプリメントはありますか?
現在飲んでいる薬があれば、薬の名前や飲ませている回数を確認してください。
他の動物病院でもらった薬がある場合は、薬袋を持参すると確認しやすくなります。
11. 体重に変化はありませんか?
体重は、見た目だけでは分かりにくい変化があります。
その日だけの記録よりも、継続した体重の記録があることは重要なデータになります。
最近痩せた、太ったと感じる場合は、その変化も伝えてください。
家庭で体重を測れる場合は、定期的に記録しておくと変化に気づきやすくなりますよ!
12. 受診前にメモしておくと安心
動物病院へ行く前に、次の項目を簡単にメモしておくと診察時に伝えやすくなります。
📝 受診前チェックメモ
・症状が始まった時期
・症状の内容
・症状が起こった回数
・食欲
・飲水量の変化
・尿の回数や量
・便の状態
・嘔吐の回数や内容
・現在使用している薬やサプリメント
・最近変わったこと
・症状の写真や動画
すべて記録する必要はありません、分かるところだけでも十分です。
診察室で緊張して忘れてしまうこともあるので、スマートフォンに残しておくと安心です!
13. まとめ
動物病院で何を伝えればいいか迷ったら、まずは次の3つを意識してみてください。
① いつから?
② どんな症状?
③ いつもと何が違う?
さらに、食欲、水分、尿、便、嘔吐、薬、フード、生活環境などに変化があれば伝えてください。
毎日一緒に暮らしているからこそ気づける小さな変化があります。
その小さな変化が、病気の早期発見につながることもあります。
気になる症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、ぜひ動物病院へご相談ください!
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◆ 執筆:冨板 くるみ(愛玩動物看護師) 先日念願の立山黒部アルペンルートに行きました!辿り着くまでの苦労を忘れるほど、圧巻の景色でした✨ |
2026/08/22
【開催レポート】第3回 小学生の職場体験2026夏が無事に終了しました!
みなさん、こんにちは!おおい動物病院の副院長・大威優子です。
本日・8月22日(土)、当院にて「第3回 小学生の職場体験」を開催いたしました!
7月の受付開始直後から大変多くの反響をいただき、あっという間に定員満員となった今回のイベント。本日、白衣に身を包んだ6名の小学生たちが、真剣な眼差しで「一日獣医師体験」に挑戦してくれました。
当日の子供たちの熱気と素晴らしい頑張りの様子を、レポートでお届けします!
📚 まずはミニ座学:獣医師のお仕事ってどんなこと?
体験のスタートは、私(副院長)からの10分ほどのミニ座学から。「獣医師はどんなお仕事をしているの?」「病気を治すだけじゃなくて予防も大切なんだよ」といったお話をさせていただきました。
みんな白衣を着て、真剣に耳を傾けてくれました。
🩺 聴診体験:二股聴診器で看板犬「オグト」の心音をチェック!
体験のトップバッターは、当院の看板犬「オグト」にご協力いただいての聴診体験です!
今回から、獣医師と子どもたちが同時に同じ音を聴くことができる「二股聴診器」を新たに導入しました。「今、聞こえているのがオグトの心臓の音だよ」と一緒に耳を傾けると、子どもたちは「聴こえた!」と目を輝かせてくれました。
命の温かさと鼓動をダイレクトに感じる、とても貴重な時間となりました。
💉 模擬採血実習:本物の注射器に挑戦!
続いては、点滴チューブを活用した疑似血管を使って、本物のシリンジ(注射器)の扱い方や針の刺し方を練習する模擬採血実習です。
院長からの「針先をしっかり見て、優しくね」というレクチャーを真剣に聞き、自分の手で慎重にシリンジを操作する子供たち。緊張しながらも見事に採血できた瞬間には、ホッとしたような誇らしげな笑顔が見られました。
✂️ 手術の疑似体験:メスと持針器を使った切開&縫合
そしてイベントのクライマックスである「縫合実習(手術の模擬体験)」へ!
皮膚に見立てたモデル(皮付きの鶏肉)と本物のメス、持針器、ピンセット、縫合糸を使用します。
まずは院長が目の前で切開と縫合の手本を披露。プロの鮮やかな手さばきを、子供たちは一言も聞き逃すまいと息をのんで見つめていました。
いざ実践となると、針の通し方や糸結びの力加減に苦戦する場面もありましたが、「将来、獣医師になりたい!」という女の子をはじめ、みんな諦めずに何度も何度も熱心に練習を繰り返してくれました。
院長のアドバイスを受けながら挑戦し続け、最後にはとってもきれいに縫合できるように!手元を見つめる子供たちの眼差しは、まさに「未来の獣医師さん」そのものでした。
🏅 修了式:未来の獣医師さんたちへ
最後は、最後まで集中して頑張った6名全員に「職場体験修了証」と「特製名札バッジ」を授与いたしました。
参加してくれた子供たちからは「難しかったけど楽しかった!」といった嬉しい感想をいただくことができ、1時間という時間があっという間に感じられる素晴らしい体験会となりました。
おおい動物病院では、地域の皆様や動物たちの憩いの場を目指すとともに、こうした体験を通して子供たちが「命の尊さ」を学び、未来の夢を描くきっかけとなるような活動を大切にしています。
ご参加いただいたご家族の皆様、一諸に頑張ってくれたオグト、そして温かく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました!
次回開催につきましては、またホームページやInstagram等でご案内いたしますので、楽しみにお待ちくださいね。
おおい動物病院
副院長 大威 優子
2026/08/21
シニア犬の夜鳴きはなぜ起こる?原因と対策を知って愛犬をサポートしましょう!<増田> | 愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは、愛玩動物看護師の増田です!
今回のテーマも、前回に引き続きシニア犬の様々な変化やお悩みについてお話しようと思います。
🐶 前回の増田看護師コラムはこちら
▶ シニア犬がご飯を食べない理由とは?原因と家でできる工夫についてその中でも特に飼い主さんを悩ませるのが「夜鳴き」だと思います。
ご家族も眠れず、ご近所への影響も心配…と飼い主さん達まで消耗してしまいますよね。
「最近、夜になると愛犬が吠え続けるようになった」
「昼間は寝ているのに、夜になると落ち着かず鳴いてしまう」
など、シニア犬と暮らしている飼い主さんから、このような相談を受けることは少なくありません。
夜鳴きは、加齢に伴う体や脳の変化が関係していることが多く、愛犬からの「困っているよ」というサインでもあります。叱ってやめさせようとするのではなく、原因を理解して適切に対応することが大切です。
夜鳴きにはさまざまな原因がありますが、大きく分けると「認知機能の低下」「生活リズムの乱れ」「体の不調」の3つが考えられます。
1. 夜鳴きの原因について
a. 認知症(認知機能不全症候群)
シニア犬の夜鳴きで最も多い原因の一つが、認知症(認知機能不全症候群)です。
年齢を重ねることで脳の働きが低下すると、昼夜の区別がつきにくくなったり、不安感が強くなったりします。その結果、夜中に突然起きて鳴き続けたり、部屋の中を歩き回ったりすることがあります。
💡 認知症で見られるその他のサイン
・家具や壁にぶつかることが増えた
・同じ場所をぐるぐる歩き続ける
・名前を呼んでも反応が鈍い
・トイレの失敗が増えた
・家族との関わりが少なくなった
・ボーッとしている時間が長くなった
こうした症状が複数見られる場合は、一度動物病院で相談することをおすすめします。
b. 生活リズムの乱れ
シニア犬は若い頃に比べて活動力が減り、昼間に眠って過ごす時間が長くなります。
昼間によく寝てしまうと、夜になって眠れず活動を始めてしまい、その結果夜鳴きにつながることがあります。
また、飼い主さんの生活リズムが変わったり、散歩や食事の時間が毎回違ったりすると、生活のリズムが崩れやすくなることもあります。
特に高齢犬は環境の変化に敏感なため、できるだけ毎日同じ時間に食事や散歩、就寝を行うことが安心につながります。
c. 痛みや病気による不快感
夜鳴きは認知症だけが原因ではありません。
関節炎や椎間板疾患などによる痛み、視力や聴力の低下、不安感、腎臓病や心臓病などの病気が隠れていることもあります。
「横になると痛い」「暗くなると周囲が見えず不安になる」といった理由で鳴いているケースもあるため、夜鳴きが急に始まった場合は体調の変化にも注意が必要です。
2. 今日からできる夜鳴き対策
・昼間に適度な運動を取り入れる
体調に無理のない範囲で散歩をしたり、おもちゃで遊んだりして昼間に適度な刺激を与えましょう。日中に活動する時間が増えることで、夜に自然と眠りやすくなることがあります。
・朝日を浴びる
朝の光を浴びることは体内時計を整えるのに役立ちます。毎朝決まった時間にカーテンを開けたり、短時間でも散歩に出たりすると、昼夜のリズムを整えやすくなります。
・生活リズムを一定にする
食事、散歩、寝る時間を毎日できるだけ同じ時間にすることがポイントです。規則正しい生活は、シニア犬に安心感を与え、夜鳴きの軽減につながる場合があります。
・安心できる寝床を用意する
静かで落ち着ける場所に寝床を用意し、寒さや暑さを感じにくい室温を保ちましょう。視力が低下している犬では、家具の配置を頻繁に変えないことも安心につながります。また、飼い主さんの匂いがついた毛布やタオルを近くに置くことで不安が和らぐ子もいます。
・動物病院に相談する
夜鳴きが毎日のように続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せず動物病院を受診しましょう。認知症の進行を緩やかにする治療やサプリメント、食事療法、必要に応じてお薬によるサポートが選択できることもあります。また、痛みや病気が原因であれば、その治療を行うことで夜鳴きが改善するケースもあります。
3. シニア犬の心を穏やかにする「サプリメント」の活用
夜鳴きや不安感、認知機能のサポートには、普段のケアにプラスして「サプリメント」を取り入れるのも有効な選択肢の一つです。
脳の健康を維持する成分や、気持ちを穏やかに落ち着かせる成分が含まれたサプリメントを活用することで、夜鳴きの軽減や生活の質の向上につながるケースがあります。
4. まとめ
シニア犬の夜鳴きは「年だから仕方ない」と片付けられるものではありません。
認知症による脳の変化や生活リズムの乱れ、痛みや病気など、さまざまな原因が関係します。
まずは愛犬の様子をよく観察し、「いつ」「どのような状況で」夜鳴きをするのかを記録しておくと診察時にも役立ちます。
高齢になった愛犬は不安や不快感を言葉で伝えることができません。だからこそ夜鳴きというサインを見逃さず、原因に合わせたケアを行うことが大切です。
「最近夜鳴きが増えてきた」「認知症かもしれない」と感じたら、1人で悩まずお気軽に当院までご相談ください。愛犬が少しでも穏やかに過ごせるよう一緒にサポートしていきましょう。
追加リンク🐾 あわせて読みたいシニア期の健康コラム
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お部屋の徘徊などのお悩みに 犬の認知症(高齢性認知機能不全)とは?症状と対策をわかりやすく解説 |
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◆ 執筆:増田 晴佳(愛玩動物看護師) 学生時代はバスケ部に所属していました。 今は少し運動するだけで全身筋肉痛になるほど運動不足ですが、今でもスポーツは結構好きです。 |
2026/08/07
トリマー中村の得意なカットをご紹介!似合わせカットお任せ下さい!〈中村〉|愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは!トリマーの中村です✂️🐶
今年の6月から、ここ「おおい動物病院」でトリマーとして働き始めました!
スタッフの一員として、地域の皆さまと大切なわんちゃんたちに出会えることをとても楽しみにしています。
私自身は現在一人暮らしをしているのですが、実家では13歳になるメスのチワワを飼っています🐾
シニア犬ということもあり、日頃のお手入れはもちろん、カットの際もからだに負担がかからないよう「時短」と「やさしさ」を意識してケアしています。たびたび実家に帰省しては、愛犬のカットを担当するのが私の大切な時間です♪
私は以前、トリミングサロンで約2年間勤務し、さまざまな犬種やカットを担当してきました。
現在は動物病院のトリマーとして、わんちゃんの健康状態や皮膚のコンディションにもしっかり気を配りながら、一頭一頭に合わせた丁寧なトリミングを心掛けています。
今回は、私が特に得意としているカットスタイルについてご紹介させていただきます!
1. ふんわり可愛い「ベアカット」
私が特に好きなのが、丸いシルエットが可愛い「ベアカット」です🐻✨
お顔全体をふんわり丸く仕上げることで、優しく可愛らしい印象になります。
トイプードルやビション・フリーゼなどの犬種にとても人気があり、わんちゃんそれぞれの骨格や毛質に合わせて、一頭一頭一番可愛く見えるバランスを見ながらカットしています。
💡 マッシュカットもおすすめ!
トイプードルちゃんでは「マッシュカット」も大好きなスタイルの1つです✂️ 柔らかく優しい雰囲気に仕上がるので、とっても可愛くておすすめですよ♪
2. お手入れしやすい「スッキリカット」
もう一つ得意なのが、毎日のお手入れがラクになる「スッキリカット」です。
毛玉ができやすい子や、お家でのお手入れ・ブラッシングを少しでも楽にしてあげたい飼い主様におすすめのスタイルです。
ただ短くするだけではなく、お顔や体のバランスを見ながら、その子らしさや可愛さをしっかり残せるよう意識しています。見た目の可愛さと過ごしやすさの両方を大切にしています!
ちなみに…我が家の愛犬(チワワ)も、夏場は3mmのツルツル「豆柴カット」にしてスッキリ快適に過ごしています✂️
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【 Before 】 |
【 After 】 |
3. わんちゃんに合わせたカットをご提案
当院のトリミングでは、飼い主様のご希望を一番大切にしながら、その子の毛質・生活スタイル・性格、そしてシニア犬であれば体調や体力なども考慮してカットをご提案しています。
「こんな雰囲気に挑戦してみたい!」
「とにかくお手入れしやすく、時短になるスタイルがいい」
など、どんな小さなご希望や気になることでもお気軽にご相談くださいね。
4. まとめ
トリミングは見た目を可愛く変身させるだけでなく、わんちゃんが毎日を快適・清潔に過ごすための大切なケアでもあります。
これまでトリミングサロンで培った経験も活かしつつ、動物病院ならではの視点で、皮膚の状態やからだの健康にもしっかり配慮したトリミングを心掛けてまいります。
皆さまの大切なご家族が安心して、リラックスして過ごせるようお手伝いさせていただきます!ぜひお気軽にご相談ください🐶✨
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◆ 執筆:中村 安里(トリマー) 休日にポケパークへ行ってきました!大好きなポケモンに囲まれて、終始わくわくが止まりませんでした♪ |












