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2024/12/13
わんちゃん・ねこちゃんの平均寿命と最高齢は?<寺澤さくら>
こんにちは、トリマーの寺澤です!
トップ画は一気に寒くなったのでストーブを点けるようにしたら、一目散にストーブの前を陣取る愛犬の「のあ」🐶
私はそんなのあと毎朝ストーブ前を取り合っています🔥笑
さて今回は最近、動画サイトでシニアのわんちゃんやねこちゃんが流れてくることが多く、最高齢の子はいくつなのかが気になったので、ギネス世界記録に登録されている最高齢のわんちゃんとねこちゃんについて調べてみました!
目次
1.わんちゃん、ねこちゃんの平均寿命は?
2.小型犬より大型犬の方が短命な理由は?
①成長スピードが早い
②臓器の大きさ
③遺伝子的要因
3.わんちゃん、ねこちゃんの最高齢は何歳?
4.まとめ
1.わんちゃん、ねこちゃんの平均寿命は?
そもそも、わんちゃんやねこちゃんの平均寿命はいくつくらいなのでしょう?
一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和5年 全国犬猫飼育実績調査」による2023年の平均寿命を調べてみました!
・犬
犬全体:14.62歳
超小型犬:15.07歳
小型犬:14.29歳
中・大型犬:13.86歳
・猫
猫全体:15.79歳
外に出ない:16.25歳
外に出る:14.18歳
ちなみに、2010年の平均寿命と比較すると、
犬13.87歳(2023年比+0.75 )
猫14.36歳(2023年比+1.13)と
犬・猫ともに平均寿命が伸びていることが分かります。
平均寿命が伸びた原因としては、獣医学の発展や室内飼育が増えたことなどが考えられます。
ねこちゃんに関しては、外に出る子や放し飼いの猫は屋外で過ごすため交通事故や感染症などで亡くなることが多く、完全に室内飼いされている猫と比べて平均寿命が短めになると考えられます。
わんちゃんは、小型犬の方が大型犬より寿命が長いです。
2.小型犬より大型犬の方が短命な理由は?
小型犬より大型犬の方が短命な理由として3つあげられます。
①成長スピードが早い
1つ目の理由は、大型犬のほうが成長スピードが早いということ。
人の年齢に換算してみてると大型犬は1才で人の12歳くらいの年齢に相当すると考えられています。
1才からは成長スピードがやや緩やかになり、1才以降の大型犬の人年齢は下記のように算出できます。
【大型犬の計算方法】
12+(犬の年齢ー1)✕7=「大型犬の人年齢」
続いて、小型犬です。小型犬が1才になると人の17歳くらいに相当するといわれています。こちらも1才からは成長スピードが少し落ちる傾向にあり、人年齡は下記のように算出できます。
【小型犬の計算方法】
(犬の年齢+4)✕4=「小型犬の人年齢」
一見大型犬より小型犬の方が人年齢が高いように見えますが、1歳以降の算出の仕方が違うため、犬全体の平均寿命の14歳でも小型犬では72歳のところ大型犬では103歳と大幅に変わってきます。
また、算出していく中で4才を過ぎた段階で大型犬のほうが「人年齢」が少しずつ高くなります。
つまり、大型犬は小型犬よりも”成長スピードが早い”ということになります。
まだはっきりとは解明されていませんが、大型犬は大きな体を維持するために、小型犬よりも多く細胞分裂していることが関係しているのではないかと考えられています。
細胞分裂の回数が増えるとガン細胞の発生率も高くなり、そのことも大型犬のほうが寿命が短いとされる理由でもあるそうです。
②臓器の大きさ
大型犬と小型犬を比較してみると、体の大きさに比べて心臓などの臓器が小さいことがわかっています。これにより日常的に各臓器に負担がかかるため老化のスピードが早くなると言われています。
③遺伝子的要因
犬の体の大きさは、「IGF-1遺伝子」による「IGF-1因子(=成長ホルモンの一種)」が決定しているという説があります。
この「IGF-1因子」の分泌が多いほど体が大きくなり短命になる傾向があり、体の大きな大型犬はこの「IGF-1因子」の分泌が多く、短命になる可能性があるそうです。
個体差や獣医療の発達、犬の健康に配慮したフードも開発されているため、今後も飼育環境が改善し続ければ平均寿命は伸びていくかも知れませんが、これらの3つの理由から小型犬より大型犬の方が短命なのではないかと考えられます。
3.わんちゃん、ねこちゃんの最高齢は何歳?
2023年2月世界で最も長生きした犬として30歳のポルトガルの「ボビ」(犬種:ラフェイロ・ド・アレンティジョ)がギネス記録に認定されました。
ボビは、2023年5月に31歳の誕生日を迎え、同年10月に31歳165日と記録を残し亡くなりましたが、年齢を裏付ける証拠が不十分だと判断し2024年2月に認定取り消されました。
ラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種名を聞いたことがなかったので調べてみたところ、ポルトガル原産で、マスティフ系の大型犬でした!
大型犬が30歳まで生きてくれると嬉しいですよね。
現在、ギネスに登録されている世界で最も長生きした犬は、オーストラリアのビクトリア州で暮らしていたオーストラリアン・キャトル・ドッグのBluey(ブルーイ)です。
1910年に家族に迎えられ、約20年間も牧牛犬として過ごし1939年11月14日、29才と5ヶ月で最期を迎えました。
この公式記録は、それから90年が経とうとする今でも塗り替えられていません。
ギネス世界記録に登録されている最長寿の猫は、Creme Puff(クリーム・パフ)という名前のメス猫で、38才と3日生きました。
人間の年齢で換算すると約170歳になります。
これは、新紙幣に採用された北里柴三郎や、セオドア・ルーズベルト アメリカ合衆国第26代大統領が、2024年現在まだ生きているようなものです。
驚きですよね!
4.まとめ
いかがでしたか?
わんちゃんやねこちゃんの平均寿命が昔に比べて伸びていることを数字で見るのは初めてだったので驚きました!
人間と同様、わんちゃんやねこちゃんの老化を止めることはできません。
ただし、日頃から健康状態をチェックしたり、食事や運動の管理をしたり、サプリを飲ませたりすることで、老化のスピードをゆるやかにすることはできます。
また、身体の機能が低下する高齢期には、病気の早期発見・早期治療がより重要になります。
わんちゃんやねこちゃんたちと一日でも長く過ごすため、定期的に健康診断を受けることをおすすめします。
私も、のあと一日でも長く一緒に居られるように少しの変化も見逃さない、過ごしやすい環境を整えるなど、幸せに暮らしていける方法を飼い主として探求していきたいと思います。
◆執筆:寺澤さくら(トリマー)
10月に親友とディズニーに行ってきました!!
今年オープンした新エリアに行けてとても嬉しかったです😻