お知らせ

2023/02/24

猫の避妊手術・去勢手術についてメリット・デメリット、手術に適した時期は?動物病院スタッフが解説します!<増田>

猫の避妊手術・去勢手術について

こんにちは。スタッフの増田です!


寒さもだいぶやわらいで、だんだん春が近づいて来ましたね🌸
皆さんは春になると猫がやたら鳴いてるな〜と思ったことはありませんか?
日照時間が長くなる春先はメスの発情期のピークであり、その特徴のひとつがあの独特の鳴き声なんです。
 
この先、道で子猫を見かける機会が増えてくるかもしれませんが、野良猫が増えすぎてしまうと、私有地での餌やりや、野良猫がゴミを漁るなどの問題も多く出てきます。
そこで今回は子猫の避妊・去勢についてお話ししようと思います!
目次
1.そもそも猫の避妊手術・去勢手術って必要?
2.猫の避妊手術・去勢手術のメリットデメリット
3.猫の避妊手術・去勢手術はいつからできるの?
4.猫の避妊手術・去勢手術の流れ
5.まとめ:猫ちゃんの避妊手術・去勢手術
 
1.そもそも猫の避妊手術・去勢手術って必要?
かわいい健康な猫ちゃんたちに麻酔をかけてまで手術しなくちゃいけないの?
自然のままにしてあげるほうがいいんじゃない?と思う方も多いと思います。
 
しかし、猫の避妊手術・去勢手術をするのには、病気の予防という大きな理由があります。
 
猫が発情したときに分泌されるホルモンにより乳腺が刺激され、乳腺腫瘍になる可能性があります。
そして猫の場合、この乳腺腫瘍のほとんどは悪性であり、死に至ることもある病気です。

最初の発情の前に避妊手術を行った場合、かなりの確率で乳腺腫瘍を予防できるので、「ウチの子はお外に行かないから交配する心配もないし…」という方にも実は無関係ではないんですね。
また男の子の去勢手術でも前立腺疾患や会陰ヘルニアなどの病気が予防できますよ!
 
2.猫の避妊手術・去勢手術のメリットデメリット
メリットについては先述した通り病気の予防が最大のメリットですが、そのほかにも望まない妊娠の予防や、発情による大きな鳴き声、マーキング行動などを防ぐことができます。
また交尾ができないのに発情だけを繰り返すのは猫にとってストレスになりますのでストレス防止という点でもメリットがあると思います。
 
デメリットとしては、子供が欲しくなっても妊娠できないことや、太りやすくなるという点です。
避妊去勢では子宮、卵巣や精巣を摘出する手術を行いますので、これまでそこに使っていたエネルギーは他の部位に蓄えられてしまう事になります。
なので手術後に今まで通りのごはんを与えると太ってしまうという点で注意が必要です。
術後には術後用のフードなどで必要な栄養は摂りつつ、しっかり体重を管理してあげましょう!
 
3.猫の避妊手術・去勢手術はいつからできるの?
そして最後は手術ができる時期についてです。
手術はオスメス共に生後約6ヶ月以降で初回発情が来る前に行うのがオススメです。
もちろん大人になってからの手術も可能なので動物病院で相談してみてくださいね!
 
4.猫の避妊手術・去勢手術の流れ
手術当日は、朝ごはんを抜いて来てもらっています。(※手術は完全予約制です)
麻酔をかけると、消化管の動きが悪くなり、胃の中の物を吐いてしまった時誤嚥により肺炎や窒息などのリスクが高くなるからです!
朝ごはんを食べてしまった場合は、その日の手術はキャンセルとなり、予約を取り直していただくことになるので注意してくださいね。
猫ちゃんと来院していただいたら、問診を行ったのち、麻酔をかけることの同意書を記入してもらい、猫ちゃんを預かります。
女の子の場合は、術後傷をなめないように、エリザベスカラーかエリザベスウェア(術後服)を選んでもらいます。
術前検査(血液検査・胸部/腹部レントゲン・腹部エコー)を行ったのち、問題がなければ手術部位の毛を刈って、手術を行います。
手術は昼休みに行うことが多いです。
お迎えは、午後の診察時間内(16-19時)にお願いしています。
その頃には猫ちゃんも麻酔が切れていますが、痛み止めはしっかりと効いていますよ!
エリザベスカラーもしくはウェアをつけてお返しです。
当日はまだ麻酔が残っているので、キャットタワーや階段など、普段は何の問題もない高い場所から落下するリスクがあります。
しっかりと様子を見てあげましょう!
お水は帰宅後飲ませてOKです。
ご飯は21-22時くらいまで待ち、普段の夕食分の半量くらいをあげて様子をみましょう。
翌日以降は普段通りに過ごしてもらって問題ありません!
2週間〜10日後に、抜糸のためご来院ください。
それまでは、女の子の場合は傷口をなめないように、カラーやお洋服でしっかりケアしてあげてくださいね!
 
5.まとめ:猫ちゃんの避妊手術・去勢手術
避妊・去勢手術をするかどうかは大きな問題で簡単に決められる事ではないかもしれませんが、手術について知ることでその選択の一助になれば幸いです!
リスクに関する説明や術後の過ごし方についても詳しくご説明致しますので、手術を検討中の方はご予約の上お気軽にご来院くださいね。
(※上記内容は当院で行っているやり方ですので、病院によっては違う場合もございます。)
 
なお、診察予約はネットからでも可能ですが、手術の予約は病院までお電話ください。
避妊手術・去勢手術は日帰りで、木曜日・日曜日以外の日に受け付けています。
 
執筆◆増田晴佳(愛玩動物看護師)
監修◆大威優子(獣医師)
 
◆その他猫に関するコラムはこちら

2023/02/21

ワンクォールにコラムが掲載されました!<副院長>

ワンクォールにコラムが掲載されました!<副院長>

まだまだ寒い日が続きますね。

先日、家族でオアシスパークに行き、移動動物園でふれあい体験をしてきました。

モルモットやウサギをそっと触って嬉しそうな長女。

エサもあげてみましたが、すでにお腹いっぱいだったようで、モルちゃんは食べが悪い・・・

 

みなさんも、おやつのあげすぎには注意しましょうね!

近頃病院には、猫ちゃんのおしっこトラブル、わんちゃんの消化器トラブルが続いて来院しています。

日頃から健康チェック、行っていきましょう!

おしっこ、うんちの確認は、とっても大事です。

 

また先日、副院長のコラムがワンクォールというサイトにアップされました!

今回は、わんちゃんのフードについてかなりたくさん書きましたよ〜

いろんなことを網羅しすぎてとってもボリューミーな記事になり、書くのも記事を確認するのも泣きそうでした・・・

目次からジャンプできるので、気になる項目だけでもぜひぜひ読んでみてくださいね。

おやつはどのくらいあげればいいの?

フードはどうやって選べばいいの?

などなど詳しく書いてあります。

当院でも扱っているおすすめフードやおやつも紹介していますよ。

「犬の飼い主必読!正しいドッグフードの選び方。愛犬が健康な食生活を送るための基礎知識」

 

副院長の他のお知らせはこちら→

大威優子獣医師のコラムが読売新聞に掲載されました

婦人公論に藤あや子さんと副院長・大威優子獣医師の対談が掲載されました!

新刊『これからも、リッキーといっしょ』が発売されました!<副院長> 

 

2023/02/21

3月のお知らせ

3月のお知らせ

3月21日(火)は祝日のため、終日休診です。

 

その他、木曜日、日曜午後はお休みです。

 

お間違えのないようお気をつけください。

2023/02/10

初めてわんちゃんを迎える方へ!一緒に過ごす上で知っておきたいこと<冨板>

初めてわんちゃんを迎える方へ!一緒に過ごす上で知っておきたいこと<冨板>

こんにちは!スタッフの冨板です。
今回は初めてわんちゃんを迎える方に向けた、わんちゃんを飼う上で知っておきたいことや一緒に過ごしていく中での注意点を簡単にご紹介します!
初めてではないけれど改めて勉強中!という方も是非ご覧下さい😊


1.感染症の予防について
2.お手入れについて
3.生活に潜む危険とその対策
4.まとめ


1.感染症の予防について

〈ノミ·ダニ、フィラリア予防〉
わんちゃんと生活するにあたって欠かせないのが、ノミ·ダニの予防です。
散歩に行ったわんちゃんの体にくっついて体に害を及ぼしたり、わんちゃんが外に出なくても人間に付着して家に持ち帰ってきてしまうケースもあります。
それを予防·駆虫する為にも予防薬は必須です。
当院では、ノミ·ダニの通年予防を推奨しています。なるべく動物病院で処方された予防薬を使うようにしましょう!
そして、蚊が出てくる1か月前から蚊がいなくなる1ヶ月後(当院では5~12月としています)はフィラリア症(蚊が媒介する感染症)の予防期間でもあるので、併せて予防するようにしましょう。

〈ワクチン〉
わんちゃんに接種が求められるワクチンは主に2種類、狂犬病ワクチンと混合ワクチンです。
狂犬病ワクチンは全てのわんちゃんに対して義務付けられているワクチンです。年に1度必ず打つようにしましょう。
混合ワクチンは、さまざまな感染症を予防するワクチンです。義務化はされていませんが、当院では年に一度の接種またはワクチン抗体価検査(以前に打ったワクチンの抗体が体の中に残っているか確認する検査)をすることを推奨しています。

ペットサロンやペットホテル、ドッグランによってはノミ·ダニ予防が必須だったり、ワクチンの証明書が必要な場合もあります。
わんちゃんの為にも、きちんと予防をするようにしましょう!


2.お手入れについて

〈爪切り、肛門腺絞り〉
わんちゃんも人間と同じように爪が伸びます。実際、伸びすぎて巻き爪になり爪が肉球に刺さってしまった…というケースを何件も見たことがあります。
そうならない為にも、定期的に爪切りをしてあげましょう!伸びるスピードは個体差がありますが、大体月に1度の爪切りをオススメしています。

肛門腺絞りと聞いても、よく分からない人もいるかもしれません。わんちゃんには肛門嚢という袋が肛門の穴付近にあり、悪臭のする分泌物がそこに溜まっていきます。本来そこに溜まった分泌物は便と一緒に排出されますが、中には出にくい子がいます。
分泌物が溜まっていき、肛門腺が破裂してしまうケースもあります。その予防の為にも、爪切りと同じく月に1度のペースでの肛門腺絞りをオススメしています。
●お尻を床に擦る
●しきりにお尻を気にする、舐める
こんな症状が肛門腺の溜まっているサインかもしれません!
爪切りや肛門腺絞りはやり方を間違えると痛がってしまったり、わんちゃんのトラウマになりかねません。
当院では、爪切り·肛門腺絞りだけでの診察も大歓迎ですので是非やり方を知りにいらして下さい😊

〈シャンプー、トリミング〉
どのくらいの頻度でサロンへ行くのがベストなのかは犬種によっても様々ですが、これも月に1度をオススメしています。
爪切りと肛門腺絞りは多くのペットサロンではシャンプーと一緒に行われるので、月に1度行っておけば巻き爪になったり肛門腺が破裂する心配もありません。
また毛の抜けやすい犬種の子には換毛期に抜けきらなかった毛を処理する「レーキング」がオススメです。レーキングについて詳しくお話している記事も併せてチェックしてみてください。


3.生活に潜む危険とその対策

〈誤飲〉
わんちゃんと暮らす上で注意していきたいのが、誤飲です。
ここでは、特に誤飲に気をつけたいものを紹介します。

●散歩中の拾い食い
特に、タバコの吸殻や動物の糞などに注意が必要です。道が見えにくい夜間のお散歩では気をつけましょう。

●靴下、マスク、ウェットティッシュ
好奇心旺盛なわんちゃんにとって、お部屋に落ちている物全てがおもちゃになりかねません。遊んでいるうちに飲み込んでしまった…なんてことのないように注意しましょう。


●わんちゃんに有害な人間の食べ物
チョコレートや玉ねぎは有名ですが、ブドウ、イチジク、アボカド等、あまり聞かないけれどわんちゃんにとっては害な食べ物は沢山あります。また、お部屋に飾る観葉植物もわんちゃんに害が無いことを確認してから飾るようにしましょう。

●飲み込める大きさのおもちゃ
体の小さい子用に小さいおもちゃも市販されていますが、絶対に飲み込めない&取れる部品がないおもちゃを選んであげるようにしましょう。

〈おうちの中で過ごす時の注意点〉
わんちゃんがお部屋で快適に過ごせるように工夫してあげるのも、飼い主の役目です。ここでは、特に気をつけたいこととその対策を紹介します。

●ソファなど高いところから飛び降りて怪我
 対策 : ソファまでのステップを作ってあげる

●フローリングで滑って怪我
 対策 : カーペットやマットを敷いてあげる、定期的に足裏の毛を刈ってあげる

● 硬い(大きい)おやつを飲み込んで喉に詰まらせる
 対策 : 簡単に噛み砕けるおやつを与える、歯みがきガムなどは飼い主が手に持ちながら与える

●わんちゃんと一緒にドライブ中、急ブレーキでわんちゃんが転倒
 対策 :  犬用シートベルトを取り付ける
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上記の3つの対策は実際に私が愛犬と過ごす上で工夫していることです。わんちゃん自身では対策出来ないので、人間が工夫をしてあげることが大切です。他にも対策方法があれば是非教えてくださいね😊


4.まとめ

いかがでしたか?
わんちゃんを迎えるまでに環境を整えてあげたり、知識を蓄えておくとわんちゃんも安心して過ごすことが出来ると思います。
また、当院では生後4ヶ月までの子犬を対象としたパピー教室を開催しています。プロのドックトレーナーさんをお呼びして、飼い主様も一緒に基本的なしつけを学んで頂けます!
わんちゃんの性格が形成されるのは生まれてから大体1年とされています。その1年をわんちゃんがどう過ごすかは飼い主次第です!是非パピー教室に足を運んでみてください😊

犬の1年は人間の7年とも言われています。大切な家族だからこそ、一緒に過ごす限りある時間を大切にしましょう!

 

当院で行っているパピー教室のご案内はこちら(2023年4月開始)

当院の診察案内・ご予約はこちら

※爪切りをしてほしい、予防薬やワクチンについて相談したい、食べが悪いので相談したい、などなど、お気軽にご相談くださいね。

2023/02/10

4月から、パピークラスを土曜日に開催します!→募集を締め切りました(3/22)

4月から、パピークラスを土曜日に開催します!

※3/22追記

定員に達したので募集を締め切りました。

 

2023年4月からのパピー教室の開催日程が決まりました!

 

いままでは火曜日開催、お仕事の都合などで参加できない……とのお声をちょうだいしてしておりました。

そしてついに!!土曜日開催できることになりましたー!!

お申し込みはこちら

 

トイレトレーニングがうまく行かない

来客やチャイムの音に興奮して吠えてしまう

甘噛みがひどい!

お散歩ってもう行っていいの?

リードをつけると歩いてくれない!

などなど、日々の疑問、たくさんありますよね。

パピークラスに参加して、ぜーんぶ解決しちゃいましょう!

 

 

以下詳細です。

 

 

2023年4月1日から4月22日まで、毎週土曜日14時〜、全4回開催

生後4ヶ月までのわんちゃんとそのオーナーさまが対象です。

 

わんちゃんを新しくお迎えしよう!という方、ぜひぜひご参加ください。

わんちゃんと楽しく暮らせるか、それとも残念ながら咬みつきや吠えるなどの問題行動に一生悩まされるか、は、はじめの1年にかかっています!!!

春、わんちゃんと一緒に素敵な新生活を始めるためのお手伝いをさせてください!

 

パピークラスでは、わんちゃんと一緒に生活するため、わんちゃんを危険な目に合わせないためのルール作りなど、基本的な内容を中心にお伝えしていきます。

とはいえ、おやつはどうやって使っていけばいいのか、「お座り」などのコマンドはどう教えてどう活用すべき? などなど、知っているようで意外とよくわかっていない、わんちゃんを飼ったことがある方にもおすすめの内容です!

 

 

日時    2023年4月1日/8日/15日/22日(毎週土曜日・全4回) 14時〜 

参加条件  レッスン開始時、生後4ヶ月までのパピーとそのオーナーさま 4組まで

参加費   3000円/回(全4回 12000円・原則としてすべてのレッスンにご参加いただきます)

トレーナー 住田 貴子(CPDT-KA)

持ち物   首輪もしくは胴輪、リード(首輪と一体型でないもの、伸縮しないもの)

      わんちゃんが好きなおやつ(もしくはフード)数種類 と おもちゃ 

      キャリーもしくはマット(滑り止め付きバスマットでもOK)

      筆記用具

 

*応募が定員に達し次第締め切りといたします。

 

申し込み希望の方は、診察時間内に病院にお電話いただくか、こちらのページよりお申し込みください。

 

 

過去のパピー教室の様子はこちら→第1シーズン 第一回 第二回 第三回 第四回 最終回

 

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