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2024/11/29

ペットの肌も乾燥が大敵?!その対策と保湿の重要性について愛玩動物看護師が徹底解説<冨板>

ペットの肌も乾燥が大敵?!その対策と保湿の重要性について動物看護師が徹底解説<冨板>

こんにちは!おおい動物病院 動物看護師の冨板です

 

11月に入ってからご来院された方は既にご存知かもしれませんが、

おおい動物病院ではひと足早くクリスマスツリーを飾りました!🎄

 

毎年恒例、受付前にドドーンとそびえ立っています!

 

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急に寒くなってきて気分が沈みがちな今、少しでもクリスマス気分を感じて貰えたら嬉しいです!

 

 

さて、本格的な冬に近づいてきていますが、皆さんが冬になったな~と感じる瞬間はいつですか?

 

朝晩がグッと冷え込む時、暗くなるのが早くなってきた時など…様々かと思いますが、私は "肌の乾燥が酷くなってきた時" です😭

 

手足がカサカサになったり、お風呂上がりの保湿が遅れると肌が突っ張ってきたり…

 

実はこの乾燥を感じているのは、人間だけではなく動物も同じなのです。

 

今回は、犬猫の冬の皮膚の乾燥に対する対策と保湿方法について詳しく解説します!

 

 

 

目次

 

1.冬の乾燥が皮膚に与える影響

2. 保湿の重要性

3. 犬猫の皮膚を保湿する方法

4.おすすめの保湿ケア用品

5.まとめ

 

 

 

1. 冬の乾燥が皮膚に与える影響

 

冬になると空気中の湿度が低くなるため、皮膚の水分が奪われやすくなります。そのため犬や猫も皮膚が乾燥してフケが出たり、かゆみを感じてしまうことがあります。

 

また、乾燥した皮膚はひび割れを起こしやすく、細菌やアレルゲンが侵入しやすくなり、皮膚炎や感染症を引き起こしてしまうなんてことも…。

皮膚が乾燥すると、毛もパサつきやすく、艶やかさを失ってしまうこともあります。

 

暖房を使用する家庭では、室内の空気が乾燥しやすくなります。実はこれもペットの皮膚に悪影響を与える要因となります。

床暖房やヒーターが好きな子や、ホットカーペットの上でよく寝ている子などは特に注意が必要です!

 

これらの影響を最小限に抑えるために、冬の間のケアがとっても大切です!

 

 

 

2. 保湿の重要性

 

犬や猫の皮膚も人間と同じように乾燥しますが、犬猫の皮膚は人間よりも薄くて繊細なため、乾燥などの刺激に敏感です。

保湿は、乾燥を防ぐだけでなく、皮膚のバリア機能を維持して健康な毛並みを保つためにも不可欠なのです。

 

犬や猫の皮膚に適した保湿ケアを行うことで、乾燥による不快感や皮膚のトラブルを防ぐことができます。保湿にはいくつかの方法がありますが、ペットの種類や皮膚の状態によって適切なケアを選ぶことが大切です。

 

以下に、その方法をまとめます!

 

 

 

3. 犬猫の皮膚を保湿する方法

 

 

1) シャンプー後の保湿

 

シャンプーはペットの皮膚と毛を清潔に保つために重要ですが、過度なシャンプーは皮膚の油分を奪いすぎて乾燥を悪化させる可能性があります。

シャンプー後は、犬猫の皮膚が特に乾燥しやすいタイミングです。この時に、保湿成分を含むトリートメントやスプレーを使って、皮膚に水分を補給しましょう!

 

特にお腹や背中などの乾燥しやすい部位には、適切な保湿ケアが必要です。

 

人間用の製品はペットにとって刺激や匂いが強すぎることがあるため、万が一口にしても問題のない犬猫専用の保湿クリームやオイルを選ぶようにしましょう!

天然成分が含まれているものや、低刺激性の製品を選ぶと、敏感なペットの皮膚にも安心です。

 

 

 

2)湿度の管理

 

室内の湿度が低くなる冬には、加湿器を使って空気の湿度を適切に保つようにしましょう。

乾燥した空気は皮膚の乾燥を悪化させる原因となるため、加湿器を使って湿度を40〜60%程度に保つのがおすすめです!

 

ペットがよく過ごしている部屋に加湿計を常置しておくことも大切です✨️

 

 

 

3)食事からの保湿

 

ペットの食事も皮膚の健康に大きく影響します。

乾燥を防ぐためには、良質な脂肪酸(オメガ3やオメガ6など)を含むフードを与えることが大切です。

これらの脂肪酸は皮膚のバリア機能をサポートし、潤いを保つのに役立ちます。ドッグフードやキャットフードに加えて、亜麻仁オイルなどのオイルをトッピングとして加えるのも効果的です!

 

また、十分な水分補給を促すことも大切です。

人間でもそうですが、冬は飲水量が少なくなりがちなので、こまめな飲水の促しをしてあげましょう。

 

ペットがいつもどれだけのお水を飲んでいるか1度チェックしてみるのもおすすめですよ!

 

 

 

4.おすすめの保湿ケア用品

 

当院で取り扱いのある、おすすめ保湿用品をご紹介します!

 

●デルモセント バイオバーム

 

硬くなった皮膚を柔げて栄養を与え、潤いをもたらす保護クリームです。

 

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乾燥した足の裏、乾燥した鼻、肥厚した皮膚に最適です。

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バーム状になっており、耐水性に優れています。塗布後、塗布部分をしっかりマッサージしてよくすり込むとベストです!

 

 

●N’s drive スキンバリアヴィア 

 

皮膚バリア機能を体の内側から正常化させる働きをもつ、ジェルタイプの保湿剤です。

 

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シャンプー後、清潔にした皮膚に原液でそのまま塗り、なじませて使うことで保湿効果を最大限に発揮できます。

当院でのシャンプー(皮膚治療を兼ねた薬浴)後にも使用しています。

 

 

●エッシェンシャル6ピペット

●アトップ7ピペット

●パイオピペット

 

皮膚の保湿とスキンバリアに潤いを与える、スポットオンタイプの保湿剤です。

 

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被毛をかき分けて皮膚に滴下すると、脂腺を伝わって全身に行き渡ります。

 

それぞれの製品に強みがあるため、症状によって使い分けます。

 

エッセンシャル6ピペット…フケ、ベタつき、乾燥

アトップ7ピペット…皮膚の痒み、敏感肌の鎮静

パイオピペット…皮膚常在菌のバランス調整

 

 

●オーツスポットフォーム

 

皮膚や被毛を健やかに保つ、刺激が少ないふきとりが簡単なフォーム(泡)タイプです。

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適量のフォーム(泡)を散歩後の手足、排出後の汚れた部位や皮膚荒れの部分などに塗り、よくなじませて使います。

 

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多少の保湿効果もあるため、日常使いにおすすめです!

 

 

 

5. まとめ

 

いかがでしたか?

 

冬の乾燥した季節でも、このような適切なケアを行うことで、健康な状態を保つことができます。

シャンプー後の保湿、湿度の管理、食事からの栄養補給、そして室内環境の調整などをして、ペットの皮膚の健康を守りましょう!

 

 

image8.jpeg<執筆>冨板くるみ(愛玩動物看護師)

冬は誕生日クリスマスお正月が立て続けにやってくるので、昔から冬が大好きです⛄️

 

2024/11/19

副院長が記事監修を行いました<副院長>

副院長がコルクマットに関する記事監修を行いました!

 

お悩み別にご紹介!コルクマットの特徴とおすすめ理由

 

愛犬の足腰サポートにおすすめ!コルクマットの特徴を詳しく紹介

 

国産の良質なマットで、ある程度撥水もしてくれるようなので、わんちゃんだけでなく、お子さんがいるご家庭にもおすすめですね!

2024/11/15

なぜ犬は「ポチ」で猫は「タマ」? 馬の名前の定番もある…!?<平山>

なぜ犬は「ポチ」で猫は「タマ」? 馬の名前の定番もある…!?<平山>

こんにちは!愛知県一宮市、おおい動物病院のトリマーの平山です!

今回はタイトルにもある通り、いつから犬は「ポチ」で猫は「タマ」なんだろう?とふと気になったのでそう呼ばれるようになった由来があるのかなど私なりに調べてみました!!

 

 

1.「ポチ」の由来

2.「タマ」の由来

3.馬の定番の名前!?

4.まとめ

 

 

1.「ポチ」の由来

 

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犬が「ポチ」と呼ばれるようになったのは明治の後期と言われているそうです!

その頃の文献等にも犬の名前として「ポチ」が登場しています。

理由は諸説あるようですがそのほとんどが外国語に由来し、

 

①フランス語で「小さい・かわいい」の意味の「petit(ブチ)」

②英語で「点々・まだら」といった意味の「spotty(スポッティ)」や「斑点」の意味の「patch(パッチ)」

③犬を表す俗語「pooch(プーチ)」

 

などが聞き違いや発音の変化によって「ポチ」になったのではと言われています🐕!

 

また、外国人が犬を呼ぶときに「Come,Come(カムカム)」とか、「Come here(カムヒア)」と呼んでいるのを聞いたことから当時の日本人は「外国人は犬のことをカメと呼ぶんだ!」と思い、この頃のイヌの名前には、「カメ」という名前もたくさん付いていたそうです🐢

 

「ポチ」ちゃんは現代でも見かけますが、「カメ」ちゃんには私はまだ出会ったことがないです、、🤔!

もし皆さんの周りに「カメ」ちゃんがいたらぜひ教えてください🥺!

 

2.「タマ」の由来

 

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猫の名前に「タマ」とつけられていた歴史を遡るとおよそ400年前、現在の東京都世田谷区にある「豪徳寺」で飼われていた猫の名が「たま」だったといわれています!

豪徳寺は国の指定史跡で"招き猫発祥の地"とされ、今も招福猫児(まねきねこ)と呼ばれる招き猫がたくさん奉納されています。

 

その由来としては1633年に鷹狩り帰りにこの地を通りがかった彦根藩主の井伊直孝が、寺の門前にいた白猫に手招かれされるがまま寺に立ち寄り、法話をうかがったそうです。

するとその間に外はみるみる雷雨に⛈

白猫のおかげで難を逃れ、法話も楽しむことができたという幸運に喜んだ井伊直孝は、豪徳寺を井伊家の菩提寺と定めて支援をしたそうです!

お互いへ幸運を運んだこの白猫の名前が「たま」でした。

その逸話から、「たま」の名が流行したという説があるそうです^._.^!

 

その他には、経典を守る益獣として中国から日本に猫が人為的に輸入された奈良~平安時代の頃(実際は遺跡から、弥生時代に既に存在したと判明しているそうです🫢)猫は貴重な動物で、宝である「宝玉」から転じて「たま」と名づけた、という説もあるみたいです!

その頃は、猫を現代のリードのようなひもで繋いで散歩させるのが流行していたそうですよ🐈

 

また、神秘的な存在として「魂」や「霊」を意味する「たま」と名づけられたという説や、丸くなって寝る様子から「たま」と呼ばれたという説など、調べてみたら色々な説が見つかりました!

 

 

3.馬の定番の名前!?

 

さて!番外編にはなりますが、みなさんは馬にも定番の名前があることは知っていましたか??

私は調べるまでは知りませんでした、、!

 

実は馬の名前として「アオ」と付けるのが昔の定番だったそうです!

 

「アオ」は馬の毛色に由来し、青みがかった黒い毛色のことを「青毛」といい「あお」と略して呼んでいたことからが始まりと言われています!

広辞苑でも「あお」は「青毛」の意味とともに「馬一般の代表名」とする記述があります。

日本にはこの黒い毛色(青毛)の馬が多かったようです🐎💨

 

 

4.まとめ

 

いかがでしたか?

幼い頃から犬は「ポチ」猫は「タマ」と特に不思議に思うこともなく定番の名前として受け入れていましたが、調べてみると様々な由来があること知れて楽しかったです!!

馬の定番の名前があったことも調べないかぎり知らないままだったと思うので、知ることが出来て良かったです🌟

 

今回のコラムを書いていたら、みなさんのお家のわんちゃんねこちゃんの名前の由来も知りたくなりました😌♡

もし良かったら聞かせてくださいね☺️

 

 

アイコンIMG_8305.JPG<執筆>平山桃瑚(トリマー)

先日ろくろを使った陶芸体験でお茶碗を作っていたのですが、形を整えているうちにどんどん大きくなり最終的にはちょっとしたどんぶりサイズになっていました😌笑

完成したお茶碗が届いたら、ご飯をもりもり食べようと思います🍚⭐️

2024/11/01

犬と猫は仲良くなれる?【こむぎとおむすび編】<原>

犬と猫は仲良くなれる?【こむぎとおむすび編】<原>

こんにちは、愛知県一宮市のおおい動物病院のトリマーの原です。

我が家には中型犬(こむぎ)と猫を多頭飼育しています。



以前こむぎ(中型犬)ときなこ(猫)の暮らしぶりはお話しましたが、きなこ(猫)とはまた違う過ごし方なのでご紹介します!


元々おむすびが来た頃は何だこの大きい犬は!?という感じでシャーと言っていたり、ひょっこりこむぎの前に現れてチャッ!とよく分からない威嚇(?)の仕方をしていましたが、言う割に全然近づいてちょっかいをかけに行くため心配することなく慣れていきました👏
同じ空間に行けるよう挑戦したのは1週間弱で、それ以降こむぎのおもちゃを運んで遊んだりしていました😂
奇跡的に初めて一緒に寝ていたのは1ヶ月経ってからくらいでした。

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おむすびに顔面ガン見されて困っているようにも見えるこむぎ(おむすびが家に来てから2ヶ月ほどたった頃)

最近のふたりはと言うと、1日2回ほど2人で一緒に遊び回っています!こむぎは猫たちに囲まれて育っているので知らぬ間に扱いが上手くなっていてびっくりです。
基本自然に任せて好きなように遊んでもらっています!

念の為わんちゃんねこちゃんの爪のお手入れはこまめにしてあげると安心かもしれないですね!
怪我をさせようと思って遊んでいる訳ではなくても、特にといでいる猫ちゃんの尖った爪は危ないため、チェックしてあげましょう!ぎゅっと出さないと分かりにくいので気が付かずにトキトキなこともあるので注意です!
爪の切り方についてのコラムもありますので合わせて読んでいただけると良いかと思います!

犬ちゃんのテンションが上がるとよくクルクル回ってるのを見ると思うのですが、こむぎも遊びながらテンション上がるとくるっくる回ります。
普通はそんなところに自ら挑む猫ちゃんは少ないとは思うのですが、おむすびはそこが違うので面白いですね🕺
全然入っていくのでフゥー!と飛んでいきます。それを楽しんでいるのか、全然飽きずによくやっています😂
(人がしっかり様子を見ているときです)
こむぎも遊ぶ時は上手に遊んでくれて、踏まないようにしたり、とても力加減してくれているように思います!
ただ猫の動きが読めなくてたま〜に踏んでることもあります…がおむすびはケロっとしています。

うちではそのように遊んだり接して貰っていますが遊んでいる時は人が見ているようにしています。
中には苦手な子もいると思いますので、無理して遊ばせたり慣らそうとしなくても良いと思いますが、仲良くしてもらえると嬉しいですよね💕︎
特におむすびとこむぎが仲良くなるためにしたことはありませんが、人間が抱っこして近づけることはせずに自分の意思で近づくのを待ってあげる、こむぎがバッといかないようには気をつけてあげることはしていました。
こむぎも慣れるまではゆっくり近づいてくれていたので助かりました😚
あとは人が仲良くして欲しいー!の圧をかけすぎないのも、もしかすると必要なのかもしれないですね🤭

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こむぎがドッグランにいても気になるおむすび

こむぎが寝ているところのそばに行って寝たり、ちょっかいかけてみたり、どちらかと言うとおむすびから行くことが多い気もします。
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きなこもそうですがこむぎから行くというより猫の方からいくので、こむぎは結構困ってそうですが、
こむぎも嫌になれば別のところで寝たりしています。
こむぎ用のベットに猫が寝て猫用のにこむぎが寝ている時はとても面白くて笑わせてもらいました🤣🤣🤣
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絶対に逆すぎるふたり
そういうことも起きるため、寝るところはいくつか用意しています。
が意外とこむぎは床も好きみたいです🫶

ふたり一緒にゆっくりしてるなと思ってもおむすびが不意に噛んだり、そこから遊びが発展するのできなこほどはまだ落ち着いて寝るところまではなかなか難しそうですが、一緒に遊んだり、くっついていられるし、たまに一緒に寝ていることもあるので仲良くなれる!という結論に至りました!
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わんちゃんとねこちゃん一緒に暮らしている方もいらっしゃると思うのでおうちの子はどんな感じで過ごしているのか是非お聞かせください🥰

 

犬と猫の飼育について、過去のこちらの記事もご覧くださいね!

 犬と猫は一緒に飼えるの? トリマーが実体験をお話しします!<原>

 

image0.jpg<執筆>原美乃里(トリマー)

誕生日の前日にユニバーサルスタジオジャパンのマリオカフェにてお祝いしてもらい、あまりにも盛大でとっても嬉しかったと同時にとても照れました原です。ハイトーンバッサリベリーショートにしました。やはりベリーショートが自分の中でもしっくりきますね!ちなみに今まででいちばん髪が長かったのは小学6年生ですね😏

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