お知らせ
- 2024-10(1)
- 2024-09(3)
- 2024-08(2)
- 2024-07(3)
- 2024-06(2)
- 2024-05(3)
- 2024-04(2)
- 2024-03(4)
- 2024-02(2)
- 2024-01(6)
- 2023-12(4)
- 2023-11(4)
- 2023-10(3)
- 2023-09(7)
- 2023-08(1)
- 2023-07(4)
- 2023-06(6)
- 2023-05(4)
- 2023-04(6)
- 2023-03(3)
- 2023-02(8)
- 2023-01(3)
- 2022-12(4)
- 2022-11(6)
- 2022-10(4)
- 2022-09(4)
- 2022-08(6)
- 2022-07(3)
- 2022-06(6)
- 2022-05(6)
- 2022-04(8)
- 2022-03(7)
- 2022-02(2)
- 2022-01(8)
- 2021-12(4)
- 2021-11(3)
- 2021-10(7)
- 2021-09(5)
- 2021-08(3)
- 2021-07(5)
- 2021-06(7)
- 2021-05(3)
- 2021-04(5)
- 2021-03(5)
- 2021-02(9)
- 2021-01(6)
- 2020-12(4)
- 2020-11(9)
- 2020-10(9)
- 2020-09(3)
- 2020-08(9)
- 2020-07(8)
- 2020-06(5)
- 2020-05(3)
- 2020-04(1)
- 2020-03(7)
- 2020-02(2)
- 2020-01(1)
- 2019-12(1)
- 2019-11(5)
- 2019-10(1)
- 2019-08(1)
2023/06/26
犬猫の下痢の症状と原因を愛玩動物看護師が解説<増田>
こんにちは!愛玩動物看護師の増田です。
みなさんのお家のわんちゃん猫ちゃんは普段どんな便をしているでしょうか?
便は健康状態を知る上でとても重要な観察ポイントになります!
普段は形も固さもある良い便をしていても、突然便が緩くなって心配。だけど病院へ行くほどなのかな?と迷うこともあるかと思います。
もしくは、普段からすぐにお腹がゆるくなるけれど、今回はどんどん便の形がなくなっていく!血も混じってきた!など下痢と一口に言っても、様々な症状がありますよね。
そこで今回は動物病院への来院理由の中でも特に多い下痢についてお話ししようと思います。
目次
1.犬猫の下痢の原因について
2.犬猫の下痢の検査について
3.犬猫の下痢、いつ病院にいくべき?
4.犬猫の下痢のまとめ
1.犬猫の下痢の原因について
下痢の原因には、消化器の異常や消化器以外の肝臓、膵臓、腎臓などの異常、食事の不適合、感染症、ストレスなど全身のあらゆる部位が原因となる可能性があります。
また消化器の異常であれば胃なのか腸なのか、感染症であれば寄生虫性なのか細菌性なのか、その種類は何か、など挙げればきりがないほど細かく分岐していきます。
そして、わんちゃん猫ちゃんはストレスが原因で下痢をする場合も多く、普段と違う人が家に来たり、家の近くで工事が始まり騒音に晒されるなど人にとっては大した事のない変化にも敏感に反応してしまう子もいます。
なので一口に下痢と言っても重症度や危険度はその子によって大きく異なります。
2.犬猫の下痢の検査について
下痢で来院された場合、基本的にまずは糞便検査をします。
そこで寄生虫感染や消化不良など異常が見つかればそれぞれにあった治療やアドバイスをしていくことになりますが、万が一寄生虫感染があったとしても一度の糞便検査では検出されないことも多くあります。
なので、対症療法としてひとまずは下痢を止める処置をし、それでも治らない場合は再度来院して頂き、改めて糞便検査をしたり更に詳しい検査に進んでいくことになります。
先述した通り下痢には様々な原因があるので、あまりにも長く下痢が続く場合や痩せてきている、嘔吐を伴うなどの症状があれば合わせて血液検査やレントゲン、エコーなどの検査を行うことになるかもしれません。
3.犬猫の下痢、いつ病院にいくべき?
よくお電話で、「下痢をしていて心配ですが様子を見ていいですか?病院に行ったほうがいいですか?」と聞かれます。
正直な話、お電話だけでは症状が分かりかねますので、「心配でしたらお連れください」とお返事をすることが多いです。
下痢の頻度や量、年齢などもさまざまですので、「こういうときは家で様子を見ていても大丈夫です!」とはなかなか言えないのです。
2歳〜7歳くらいの若くて健康な子であれば、多少下痢をしていても、食事や水分がしっかり取れていれば、2日くらいは様子を見ていても大丈夫なことが多いです。
しかし1歳未満の若い子や、8歳以上のシニアでは、下痢が長引くことで体調を崩してしまうこともあります。
下痢をしているうちに食欲が落ち、体重が減ってしまうと、とくにシニアでは元の体重に戻すのに苦労することがあるので、早めに対処したいところです。
また、お家にきたばかりの子犬や子猫では、寄生虫に感染していることもあり、おうちで様子を見ているだけでは治らないこともあります。
上記の情報を参考に、病院を受診するか決めてもいいでしょう!
4.犬猫の下痢まとめ
下痢はほとんどの場合が一過性で、下痢止めなどのお薬を内服したり、消化に優しいフードに変更すれば治るケースもありますが、何か重大な病気が隠れており下痢をしている可能性もあります。
下痢をしているのが子犬であったり、他症状も併発している場合などは早めに動物病院へ連れ行くことをオススメします。心配であれば経過を観察せずご来院くださいね!