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2024/08/09
動物への内服薬の投与方法を愛玩動物看護師が解説します!<増田>
こんにちは!愛知県一宮市のおおい動物病院の愛玩動物看護師、増田です!
人も動物もバテてしまうような暑い日が続いていますね💦
当院ではこの暑さのせいか、「なんとなく元気がない」や「お腹が緩い」といった症状の子が増えているように思います。
夏は気温以外にも花火大会の音やお盆休みで慣れない人の来客があったりと普段と違うイベントが原因で体調を崩してしまうこともあるので、いつも以上に注意深く体調を気にかけてあげて、人も動物も元気にこの夏を乗り越えましょう!
さて、動物が体調を崩した時には病院でお薬を処方される事もあるかと思います。
しかし、この投薬に苦手意識のある方も多いのではないでしょうか。
おやつなどに混ぜてそのまま食べられる子はいいのですが、薬だけ器用に出してしまう子や薬を混ぜるとおやつも食べなくなってしまう子はどうしても強制的に与える事になってしまいます。
そこで今回は動物への内服薬の投与方法について解説していきたいと思います💪
もくじ
1.薬の種類と形式
2.投与の準備
3.投与の実践方法
1.薬の種類と形式
内服薬には、錠剤、カプセル、液体、粉末などさまざまな形式があります。それぞれの形式で投与方法が異なるため、まずはどの形式の薬を使用しているのかを確認しましょう。
この中でも錠剤を処方されることが最も多いと思いますが、サイズや形によっては投薬が難しい場合もあります。
液体は注射器やスポイトを使って直接口に入れることができます。
液体内服薬の与え方については後述する水の飲ませ方を参考にしてみてください😊
そして粉末は食事に混ぜて投与する事が多いですが、溶かすことで液体としても使えます。
2.投与の準備
薬を投与する前に、いくつかの準備を整えます。まず、投与する薬の量やタイミングを確認します。次に薬の保存方法や有効期限をチェックし、必要な道具を用意します。
錠剤を飲ませる際に噛み付く子や、要手での投薬が難しい時に使える専用の道具もあります。
これは先端に薬をセットし、口の中へ差し込んだあと注射器の要領で持ち手の丸い部分を押すと薬が口の中へ押し出される仕組みになっています。
3.投与の実践方法
ここでは最も投薬機会の多い錠剤をメインに解説していきます。
まず動物を安定した場所に座らせ、片手で頭をしっかりと押さえます。
もう片方の手で口を開け、喉の奥に薬を入れます。
口に錠剤を入れられたら口を閉じたまま押さえ、喉の辺りを優しくさすってあげると飲み込んでくれる確率が高まります。
口に錠剤を入れられても薬だけ上手く出してしまう子や、泡にして吐いてしまう子は、この時スポイトなどで水を飲ませてあげてもいいかもしれませんね💡
スポイトは犬歯の後ろあたりから差し込んであげると上手く水を与えることができます。
最後には薬をしっかり飲めたかの確認と、投与後の副反応や体調の変化がないかの確認も忘れずにしましょう。
ちなみに写真は当院の看板犬、からあげちゃんにモデルになってもらいました!
使ったのはドッグフードです!
普段からフードをひと粒、口に入れるトレーニングをしてみるのも良いでしょう。
まとめ
動物への内服薬投与は、一見難しそうに感じるかもしれませんが、適切な方法を用いる事でスムーズに行う事ができます。
また、投薬をスムーズにする為には小さい頃からお口を触る練習をしておくことも大切です。
日頃からスキンシップついでに口に触られることに慣らしておき、万が一の時にしっかり投薬できるように備えましょう✨
海のない岐阜県出身なので海を見るとテンションが上がります。