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2024/09/20
犬猫の健康診断について愛玩動物看護師が解説!<冨板>
こんにちは!愛知県一宮市のおおい動物病院 動物看護師の冨板です!
今回は、犬猫の健康診断についてです。
健康診断の重要性やタイミングなど、要点をまとめて簡単にお話していきます!
目次
〈1〉犬猫の健康診断の重要性
〈2〉犬猫の健康診断を受けるべきタイミング
〈3〉当院での犬猫の健康診断について
〈4〉まとめ
〈1〉犬猫の健康診断の重要性
早期発見、早期治療が可能になる!
犬や猫は人間とは違い、体の痛みや不調や問題を隠すのが得意です。そのため、症状が現れるのが遅く、気づいた時には病気が進行してしまっていた…なんてことも。
定期的な健康診断を受けることで、病気を早期に発見し、早期治療が可能になります。
〈2〉犬猫の健康診断を受けるタイミング
●若い犬猫の場合(7歳未満)
1年に1回の健康診断が基本的な目安です。
これは病気の兆候を早期に発見するためだけではなく、若い頃の元気な状態の血液検査の数値や、体の状態の記録を積み上げていくためでもあります。
元気な状態の記録があることにより、その子の正常値を積み重ねておくことが出来、もし何か病気になってしまった時にその記録と見比べることが出来ます。
若いペットは見た目は元気でも、内部に病気が潜んでいたりすることがあるため、十分に注意しましょう!
また、「小肝症」などの先天的な病気が見つかることもあります!
●シニアの犬猫の場合(7歳以上)
7歳以上のシニア期に差しかかると、病気のリスクがぐっと高まると言われています。
特に、関節炎、腎臓病、心臓病、糖尿病など、年齢とともに増える病気が多いため、年に1回の健康診断では少し期間が開きすぎてしまいます。
そのためシニア期の犬猫には、半年に1回の健康診断をおすすめしています。
犬や猫の1年は人間の約4年といわれています。
子供に見えても、実は人間よりもはるかに急速に年をとっているのです。
犬猫の7歳は、人間に換算するとアラフォー、アラフィフ!
出来るだけ長く元気に過ごしてもらうためにも、しっかりと健康診断を受けるようにしましょう。
〈3〉当院での犬猫の健康診断について
当院では
・血液検査
・胸部、腹部、骨盤のレントゲン検査
・腹部の超音波検査
この3つの項目を健康診断として行っています。
もしそこで異常が見つかれば追加で検査をしたり、飼い主様との話し合いの上で治療を開始していったりします。
特に異常がなければ所要時間は大体2、30分程度で、もしなにか異常が見つかれば30分〜1時間ほど時間を使って飼い主様とお話をしていきます。
健康診断は12時間の絶食と 事前の予約が必要になります。
お電話、Web、受付で予約をとることができるので、なにか不明な点があればお気軽にご相談ください。
うちの子が検査中いい子にできるか心配、怖がりだから検査をいっぱいしたら病院を嫌いにならないかな?
と不安な方もいらっしゃると思います。
そういった病院が苦手な子には、事前にお話し合いの上、落ち着く薬を飲んできてもらうことがあります。
通常効果は半日くらいで切れ、検査結果にも影響しませんので、少しでも心配な方は事前にご相談くださいね!
〈4〉まとめ
いかがでしたか?
健康診断の重要性を少しでも分かっていただけたら嬉しく思います。
ペットの毎日の変化に一番に気づけるのは一番近くにいる飼い主さまですが、それだけでは分からない、目に見えない問題をペットは抱えているかもしれません。
その目に見えない問題まで早期に発見できるよう、健康診断をこまめに受けましょう!
うちの子は健康診断を今まで受けたことがないから、いつ受けたらいいか分からない。
そんな方も是非、一度ご相談にいらしてください。
最適なタイミングを一緒に考えていきましょう😊
先日、愛犬のあずきが15歳の誕生日を迎えました!
あずきも年に2回の健康診断を受けており、今まで病気知らずで毎日元気に過ごしてくれています😊
そろそろ自分も気になる年頃なので、健康診断を受けなければ・・・
医者の不養生とはよく言ったもので、獣医も不養生を気をつけなければなりません。。。