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2023/09/12
犬猫におすすめのデンタルケア製品について、動物看護師が解説します!<冨板>
こんにちは、愛玩動物看護師の冨板です!
今回は、犬猫のデンタルケアについてや、当院で取り扱っているデンタルケア製品の紹介をします。
お家で手軽に始められるので、是非参考にして下さい✨
目次
1. そもそも犬猫にデンタルケアは必要?
2. 犬猫のデンタルケアの様々な方法
・歯磨き
・デンタルガム
・デンタルフード
3. 動物病院にて犬猫の定期的なデンタルチェックもおすすめ!
4. まとめ:犬猫のデンタルケアは長生きのために重要
1. そもそも犬猫にデンタルケアは必要?
犬や猫は人と口腔内のPHが違い、歯垢が歯石になりやすいです。
人は口腔内が中性に近いため歯垢が約20日間で歯石になるのに対し、犬と猫は弱アルカリ性のため、犬の場合は3~5日、猫の場合は約1週間と人の約5倍ものスピードで歯石に変わってしまいます。2歳までの犬の約8割、猫の約7割が口腔内に何らかの問題を抱えているといわれています。
デンタルケアは重要な健康管理の一部です。適切なケアを行うことで、口内の健康を維持し、歯や歯茎の問題を予防することができます。
以下にいくつかのポイントを挙げて、犬のデンタルケアについて説明します。
2. 犬猫のデンタルケアの様々な方法
・歯磨き
歯磨きは最も効果的なデンタルケア方法です。犬猫用の歯ブラシと犬猫用の歯磨きペーストを使って、犬猫の歯を定期的に磨くことが理想的です。口の中に歯ブラシを入れることに慣れていない子がほとんどなので、徐々に慣れさせるようにしましょう。
また、人間の歯磨きペーストは犬猫にとって有害な成分を含んでいる場合があるため、犬猫用の歯磨きペーストを使用することが重要です。
【当院おすすめの歯磨きペースト】
ビルバック C.E.T 歯磨きペースト フレーバー4種(チキン、バニラミント、シーフード、モルト)
【当院おすすめの歯ブラシ】
ビルバック C.E.T ペリエイド デンタルブラシ
LION デンタルブラシ 超極細毛タイプ
・デンタルガム
デンタルチューやデンタルガムは、歯の健康維持に役立つおやつです。噛むことで歯垢や歯石の付着を予防するのと同時に、歯茎のマッサージ効果もあります。適切なサイズのものを選び、犬猫が飲み込んでしまうことのないように注意しましょう。
【当院おすすめのデンタルガム】
ビルバック ベジデントフレッシュ XS、S、Mサイズ(犬)
ビルバック インテリデント (猫)
人間の手で簡単に曲げることの出来ないデンタルガムは硬すぎて歯が欠ける原因になる為避けましょう。手でフニャっと曲げられるくらいの硬さのデンタルガムが好ましいです。
・デンタルフード
療法食として与えることで、歯垢や歯石の形成を抑えることができます。また、噛むことによって健康的な歯肉のサポートにもなります。
【当院おすすめのデンタルフード】
ヒルズ t/d 歯とぐきのケア
3. 動物病院にて犬猫の定期的なデンタルチェックもおすすめ!
おうちでどんなに頑張っていても、うまくデンタルケアができているか不安になることがありますよね。
デンタルケアの一環として、定期的に獣医師による歯科検査(デンタルチェック)を受けることをおすすめします。歯と歯茎の状態を評価し、必要に応じて歯石の除去や歯の治療を行うことができます。犬猫の歯石除去(スケーリング)は麻酔下での手術になります。気になる方は1度診察にいらしてくださいね😊
当院の場合、ウェブ予約の際には「歯の相談」という項目がありますので、そちらを選んでいただければ専門の獣医師(院長)が対応します!
4. まとめ:犬猫のデンタルケアは長生きのために重要
いかがでしたか?
2019年の論文では「2歳までに犬の80%がなんらかの歯周疾患にかかっている」という発表がされました。歯周病は誰にでも起こりうる最も身近な「病気」と言えますね。歯周病を放っておくと、心臓、肺、肝臓、腎臓など様々な臓器に支障をきたすと言われています。
また、1年に1回、麻酔下でしっかりと歯石取り(スケーリング)を行なっている犬は、していない犬と比べて死亡リスクが約20%低下することが報告されています。デンタルケアは犬猫の健康に深く関わっているので、定期的なケアと予防の実施が重要です。
獣医師のアドバイスや指示に従いながら、口内の健康を維持するために適切なケアをしてあげるようにしましょう。
トイプードルを2匹飼っています!ドックカフェに行きおやつを買って、沢山のわんちゃんにモテモテになるのが好きです!
我が家のオグトくん、からあげちゃんは、定期的に麻酔下で歯石取りを行なっているため、お口はピカピカ、口臭も気になりません!犬猫には入れ歯やインプラントはないので、悪くなった歯は抜くしかありません。早めのケアで歯を残しましょう!
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