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2023/10/06
いつから?なにを準備すればいい?子犬の初めてのお散歩デビューを動物看護師が解説します!<増田>
こんにちは、動物看護師の増田です。
だんだん暑さが和らいで秋の空気が感じられるようになってきましたね!
暑い夏場は熱中症やアスファルトでの火傷が心配でなかなかお散歩も長く連れて行ってあげることができなかったと思いますが、これからの季節は心地よく愛犬とのお散歩が楽しめそうですね✨
今回はワンちゃんをお家に迎え入れてから一度もお外へ行ったことのない子犬の飼い主さんに向けて初めてのお散歩についてお話しします😊
もくじ
1.子犬のお散歩デビューのタイミング
2.子犬のお散歩に必要なもの
3.子犬のお散歩中の注意点
4.子犬のお散歩まとめ
1.子犬のお散歩デビューのタイミング
最初は可愛いワンちゃんと暮らし始めて早く一緒にお散歩に行きたいけどウチの子まだワクチンプログラムが終わっていないしどうしよう…と迷うと思います。
確かにワクチンを打ち終わっていない子犬は病気に対する抵抗力が充分ではなく、感染症にかかるリスクも成犬に比べると高いと言えます。
しかし、子犬には「社会化期」というとても大切な期間が存在します。
社会化期とは新しい環境や刺激に対して高い順応性をもつ期間ことで、生後3〜12週齢を指します。この期間にたくさんの事を経験させるのはとても大切で、ワクチンが終わっていないからといって一切外へ出さず家族以外と触れ合う機会を逃してしまうと、大人になった時に極度に外を怖がる子になってしまいます。
それでは楽しいはずのお散歩の時間が犬にとっても飼い主さんにとってもストレスになってしまいます。
そこで、いきなり外を歩かせるのではなく最初は抱っこやカートを使うなどして少しずつ外の環境や車の音などに慣らしてあげましょう。
この時、脱走に注意して他の犬との接触もさせないようにしてくださいね。
2.子犬のお散歩に必要なもの
お散歩には首輪とリードを装着して出かけます。
首輪をつける時に嫌がったり怖がるようであればおやつを使ったり褒めたりして「これを着けている時は良いことがあるぞ」と犬に教えてあげることがポイントです。
お外を歩く時も他の犬に飛びかかろうとしたり引っ張ったりとなかなか落ち着いてお散歩できないケースがあるので、そんな時の為におやつも持ち歩いておき、犬が興奮する前に時々おやつを与え、飼い主さんに注目して歩くようにしましょう。
また、引っ張るので首が締まって苦しそう…と心配な時はハーネスを使うのも一つだと思います。
当院でもおすすめのハーネスを販売しているので気になる方はお気軽にお声がけくださいね。
あとはお散歩中におしっこやうんちをした時の為にゴミ袋や清掃道具も忘れずに持って行きましょう!
また、意外に思われる方も多いですが、アリがいてちょうちょがいるところには、ノミもマダニもいます。
お散歩デビューをしたら、ノミ・マダニなどの外部寄生虫対策もしっかり行いましょう!
市販の予防薬に耐性のあるノミも出現しているので、動物病院で処方してもらうのが安心です。
ちなみに、ノミ取り首輪やノミ取りシャンプーは気休め程度の効果しかありません。使用は避けましょう。
3.子犬のお散歩中の注意点
当然ですが外を歩いていると他のワンちゃんがいたり、歩行者や自転車、中には動物が苦手な人など様々な人たちが行き来していますので、リードを長く持ったり自由にさせていると思わぬ危険に出くわしてしまうかもしれません。
なのでリードは少し緩む程度の長さで持ち、先述したようにおやつを使って飼い主さんから離れすぎないように気をつけましょう。
また、拾い食いで誤食をしてしまう子もよく見かけるので、トラブル回避の為にも「マテ」や「ダメ」といったコマンドを教えておくのも良いかもしれませんね。
4.子犬のお散歩まとめ
外には感染症や事故など心配なことも多くあると思いますが、犬の心身の健康の為には欠かせない時間なので正しい知識を持ち、飼い主さんと犬の双方にとって楽しい時間になるように少しずつ練習していきましょう!
当院では毎週土曜日に随時パピー教室を開催しています。レッスンでは子犬のお散歩練習も行いますので、ぜひご参加ください!
パピー教室の詳細はこちら
執筆◆増田晴佳
休日はよく映画を見に行きます。
映画館で食べるキャラメルポップコーンは特別おいしく感じます。