お知らせ

2025/05/23

耳内視鏡(オトスコープ)導入のお知らせ|一宮市 おおい動物病院【耳科診療】

耳内視鏡(オトスコープ)導入のお知らせ|一宮市 おおい動物病院【耳科診療】

こんにちは、おおい動物病院です。

このたび当院では、カールストルツ社製の高性能ビデオオトスコープを導入いたしました。
これにより、わんちゃん・ねこちゃんの耳の奥の状態まで、より正確に診察・処置が可能になりました。

 

犬や猫の耳内視鏡(ビデオオトスコープ)とは?

犬や猫の耳の奥は非常に複雑な構造をしており、従来の耳鏡では入り口付近しか観察できませんでした。
耳内視鏡は、外耳道の奥まで鮮明に映し出せる機器で、外耳炎や異物、ポリープなどの診断に役立ちます。

 

導入した耳内視鏡の特徴(ストルツ社製)

当院では、ドイツ・ストルツ社製の最新型耳内視鏡を導入しました。
高解像度の映像で耳内を確認でき、専用のアタッチメントを用いることで耳内洗浄や異物除去も安全に行うことが可能です。
飼い主さまにも映像をモニターで共有できるため、「耳の奥で何が起きているのか」を一緒に確認しながら治療を進めることができます。

ストルツ社製耳内視鏡の外観|一宮市 おおい動物病院

耳内視鏡アタッチメントの紹介|一宮市 おおい動物病院

 

犬・猫用の耳内視鏡でできること

  • 外耳炎の原因となる汚れや膿を映像で確認
  • 耳の奥に入り込んだ異物の除去
  • 耳道内の状態を写真や動画で記録し、経過を比較
  • 飼い主さまに映像を見せながら治療方針を説明

 

当院が耳内視鏡を導入した理由

外耳炎は犬や猫に非常に多い病気ですが、繰り返しやすく慢性化しやすいという特徴があります。
従来の診察では「見えない部分」が多くありましたが、耳内視鏡を導入することで耳の奥の状態を「見える化」し、より正確な診断と治療が可能になりました。

 

こんな症状が気になる方へ

以下のような症状が見られる場合は、外耳炎や中耳のトラブルの可能性があります。

  • 外耳炎を何度も繰り返す
  • 耳を触るのを嫌がる
  • 中耳のトラブルが疑われる
  • 他院では診断が難しかった

当院ではセカンドオピニオンや初診のご相談も受け付けております。
詳細は以下のページもご参照ください:
▶️ 初めての方へ・セカンドオピニオンのご案内

 

ご予約について

診察は【予約制】となっております。
耳の診察をご希望の場合は、必ず「皮膚科・耳科の診察」で「大威優子獣医師」をご指名ください。
以下のページより24時間いつでもご予約いただけます:
▶️ 診察予約ページ

 

まとめ

今回の耳内視鏡導入により、一宮市のおおい動物病院では耳科診療の精度がさらに向上しました。
今後は、実際の診療での活用事例などもブログでご紹介していく予定です。
耳をかゆがる、頭を振る、耳からにおいがするなどの症状が見られる場合は、早めにご相談ください。

▶ 外耳炎について詳しくは、犬・猫の外耳炎について|一宮市 おおい動物病院をご覧ください。

  

IMG_8348.jpg◆執筆:大威優子(副院長・獣医学博士)

今までは「アニマルック」という簡易オトスコープで処置をしていましたが、ストルツの画質の良さには毎回驚かされます……!
ちなみにアニマルックは診察室での鼓膜の確認で大活躍中です!