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2025/10/17
乾燥する季節に気をつけたい!わんちゃんのスキンケアと保湿の基本<寺澤>|一宮市 おおい動物病院
こんにちは、トリマーの寺澤です!
暑さがようやく和らぎ、過ごしやすい季節になってきましたね。
これからの時期は、わんちゃんの皮膚の乾燥が気になってくる頃。
今回は、犬の保湿やスキンケアについてお話していきます。
📖 目次
🐾 皮膚の構造
犬や人の皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層でできています。
犬の表皮は人の1/3〜1/5ほどの厚みしかなく、刺激や乾燥にとても弱いデリケートな構造です。
シャンプーのやりすぎは乾燥を悪化させ、皮膚のバリア機能の低下やかゆみ・炎症を引き起こします。
また、犬の皮膚はアルカリ性のため雑菌が繁殖しやすく、ターンオーバー(新陳代謝)は約2〜3週間で行われます。
間隔が短くなりすぎると「脂漏症」や「膿皮症」といった皮膚疾患を起こしやすくなります。
シャンプーの適正頻度は犬種や皮膚の状態によって異なりますが、目安として月1〜2回がおすすめです。
ひどい脂漏症や膿皮症の時は、週に2回ほどシャンプーする時もありますので、病気の場合はかかりつけの獣医師の指示に従ってくださいね!
🌬 乾燥しやすい部位
犬の皮膚のうち、被毛で覆われていない部分は特に乾燥しやすいといわれています。
- お腹まわり
- 首もと
- 脚の付け根
- 肉球
お腹は被毛が少なく状態をチェックしやすい部位です。
首もとや脚の付け根などの柔らかい部分、肉球も要注意。
毛で覆われていると、皮膚の状態が見えにくいですが、念入りにチェックしてくださいね!
✨ わんちゃんの乾燥肌の特徴
犬の乾燥肌では、次のような変化が見られます。
- 被毛の乾燥・パサつき
- 毛並みの悪化
- 肌のかさつき・フケ
- 赤みやかゆみ、ひっかき傷
乾燥が進むとかゆみや炎症を起こし、さらに掻き壊すことで皮膚トラブルが悪化します。
また、「犬アトピー性皮膚炎」「ノミアレルギー性皮膚炎」などの基礎疾患がある子では、特に注意が必要です。
💧 保湿剤の種類と選び方
犬用の保湿剤には、さまざまなタイプがあります。
- スプレータイプ:広範囲・長毛の子におすすめ
- 泡タイプ:毛の間にムラなく塗布しやすい
- クリームタイプ:お腹や脚の付け根など被毛が少ない部位に
- バームタイプ:肉球や鼻など硬い部位の保護に
犬は嗅覚が敏感なため、無香料タイプが理想的です。
ブラッシングしながら塗布すると浸透しやすく、毛並み改善や毛玉防止にもなります。
🏥 当院で扱っている保湿剤
① N’s drive スキンバリア・ヴィア
当院トリミングでも使用している無香料の保湿剤です。身体はもちろん顔周りにも安心して使用できます。
原液〜15倍程度に希釈して毛のみでなくしっかりと皮膚まで行き渡らせるように浸透させて使用します。洗い流し不要で、毎日のスキンケアに使いやすいのが特徴です。
② N’s drive リバイオエピ/リバイオエピジェル
「医療レベルの清潔」を実現した保湿ジェル。銀イオンが配合されており、殺菌・除菌ではなく静菌という仕組みで、常在菌バランスを整えます。
耐性菌を作らず、毎日使用しても安心。皮膚pHを整えて刺激から守ります。
写真右側のジェルタイプは、お腹・脇の下・耳・鼻のしわなどのお手入れにもおすすめです。
③ Dermoscent BIO BALM(バイオバーム)
100%オーガニック認定の外用クリーム。
鼻の角化症・肉球のひび割れ・指間炎症などに効果的で、天然成分が皮膚を保護します。
ウォータープルーフで持続性が高く、冬の乾燥対策や夏のアスファルト熱からも肉球を守ります。
特に足裏のガサつきで悩んでいる方からご好評をいただいており、リピーターも多いです。お試しサイズでの販売も行っているので、気になる方はスタッフにお声がけくださいね!
🐕 まとめ
季節の変わり目は、犬の乾燥肌トラブルが増える時期です。
皮膚状態や体質に合った保湿剤を選び、無理のないスキンケア習慣を続けていくことが大切です。
当院では皮膚科診療にも力を入れております。
「保湿剤の選び方がわからない」「皮膚が乾燥してかゆがる」など、お困りの際はお気軽にご相談ください。