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2024/05/10

パテラと診断された小型犬に犬用CBDを与えてみた<冨板> 2024.11追記事項あり

パテラと診断された小型犬に犬用CBDを与えてみた<冨板>

2024.11追記

2024年12月12日から厚生労働省による大麻取締法の改正に伴い、本コラムで紹介されている製品の販売は終了しました。

2024.11現在、当院ではCBD製品の販売をしておりません。

 

 

こんにちは!おおい動物病院 動物看護師の冨板です!

今回は犬用CBDについて、実際に使ってみた感想や効果も踏まえてお話します!
CBDについて初見の方も、気になってはいるけれど手が出せずにいる方も、是非最後までご覧下さい!


目次

【1】CBDってなに?
【2】パテラの小型犬に1ヶ月間CBDトリーツを与えてみるプロジェクト
【3】CBDトリーツを与えてみるプロジェクトの経過
    ①給与し始めて約2週間の中間報告
    ②給与し始めて約1ヶ月の結果報告
【4】まとめ



【1】CBDってなに?

CBDとは、簡単にいうと「植物性の健康調整ホルモン」のこと。
痛み、ふらつき、食欲不振、不安、攻撃性など...
あらゆる面に体の内側から効いてくれます。

CBDについては、下記のコラムにて院長が詳しく説明しているので、そちらも併せてご覧ください!

「今話題の犬猫用サプリ、CBDオイルについて獣医師が詳しく解説します!<院長>」

CBDオイル、CBDトリーツの2種類があり、からあげにはCBDトリーツを与えています!

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【2】パテラの小型犬にCBDトリーツを与えてみるプロジェクト


当院のインスタグラムをよく見てくださっている方ならお分かりかもしれませんが、当院が今イチ押ししているCBD含有のトリーツを、当院の看板犬 からあげに1ヶ月与えてみるプロジェクトを立ち上げました!

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からあげは、生まれつきの膝蓋骨脱臼(以下、パテラ)
と診断がついています。

パテラとは本来、「膝蓋骨」を表す英語ですが、分かりやすく 膝蓋骨脱臼をパテラと呼ぶこともあります。今回は膝蓋骨脱臼=パテラとしてお話します。

パテラは小型犬に多く見られる疾患です。

膝に痛みがある為、走った後に座って休む時間があったり、抱き上げた時に膝が外れる感覚があったり...。
からあげも例に漏れず、ドッグランでは休みつつ遊んでいたり、座り方が痛みがある子特有の座り方だったりします。

少しでもその痛みを無くしてあげたい!
思いっきりドッグランで走り回って欲しい!
そこで、獣医師指導のもとCBDを使ってみることにしました。

おやつが大好きなからあげはプロジェクトに参加していることもつゆ知らず、ただただ「いつものおやつより美味しいおやつが1日1回貰えるようになった!」と思っているかもしれません。

1ヶ月後、CBDはからあげにどんな変化をもたらしてくれているのか...!



【3】CBDトリーツを与えてみるプロジェクトの経過

①給与し始めて約2週間の中間報告

(1)トリーツを躊躇せず食べるようになった
最初の2、3日は食べ慣れないからか、少し警戒しながら食べている様子でしたが、最近ではあげた瞬間にパクっと食べてくれるようになりました!


(2)トリーツの時間を意識するようになった
お昼のドッグランタイムが終わってお部屋に戻ったらトリーツが貰える!と認識するようになったらしく、早くお部屋に行こう!と急かされることが増えました。

「トリーツ=特別なおいしいおやつ」と認識してくれるようになったので、

🐶からあげは美味しいおやつが食べれて嬉しい
👩スタッフはからあげが嬉しそうに食べてくれて嬉しい
のwin-winの関係が築けました!

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②給与し始めて約1ヶ月の結果報告

 (1)座り方
与え初めて1、2週間はあまり変化がありませんでした。3週目あたりで、そういえば最近お姉さん座りを見なくなったなと感じました。


 (2)走った後の休憩
ドッグランで一緒に遊んでいても、休むことが少なくなったように思います。常にオグトくんと一緒に走り回っていることが増えました。
(春になり、ドッグランで過ごしやすくなったことも関係しているかもしれません)

当院のインスタグラムに、ドッグランを走り回るからあげの動画がアップされているので、是非そちらもご覧ください!


 (3)膝が外れる感触
1ヶ月間では、目に見えて分かるような変化はあまりありませんでした。しかし、抱き上げた時に膝がパキっとなる頻度が若干減ったように感じます!少しずつ良くなっていると信じて、これからの改善に期待です😊


【4】まとめ


いかがでしたか?
愛犬がパテラと診断され、自分には何ができるのかと悩まれる飼い主様も多くいらっしゃると思います。
是非、犬用CBDを使ってみることを1つの選択肢として考えてみてください。

CBDについて気になる方、詳しい話を聞いてみたい方は診察にてお気軽にご相談下さいね!

トリーツ タイプは、まずは食べるかどうかを調べるためのお試しサイズもございます。

(海外のおやつ!という匂いなのでもしかしたら好き嫌いがあるかも?!)

 

またCBDは、体の痛みをとったり、心を落ち着かせる働きがあるため、シニアの子にもおすすめです。
シニアの子や猫ちゃんには、ウェットフードなどに混ぜて与えやすいリキッドタイプもおすすめですよ〜!

CBDトリーツをからあげちゃんに1ヶ月間与えてみるプロジェクトは、これにて終了です!
プロジェクトは終了しましたが、からあげちゃんの膝の痛み克服への道はまだ続きます。引き続き1日1回CBDトリーツの給与を継続していきます!

これからも、からあげちゃんのQOL向上の為に、おおい動物病院スタッフー丸となってサポートしていきます!🍀


IMG_5332.jpeg◆執筆:冨板くるみ(愛玩動物看護師)

家に帰ると柵の間から顔を出してお出迎えしてくれる14歳の愛犬です 小さい頃からいつもこのスタイルで、家族を見送ったり出迎えたりしてくれます! 

 

IMG_8348.jpg◆監修:大威優子(副院長・獣医師)

CBDには痛みを取るだけでなく、気持ちを穏やかにする効果もあります!

CBDトリーツ を食べ始めでから、室内で過ごしているときも、なんとなく穏やかになったような…?

春になったからかもしれませんが、活動量がアップしたせいか、同じ量のフードをあげていたのに少しスリムになりました!