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2026/05/15
犬猫の耳掃除、やりすぎ注意?正しい頻度と外耳炎予防のポイント|愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは、トリマーの寺澤です!
今回は、犬や猫の「耳掃除」についてお話したいと思います。
愛犬・愛猫の日常ケアとして、耳掃除はした方がよいのでしょうか?また、する場合はどのくらいの頻度がよいのでしょうか?
実は、耳掃除は「やればやるほど良い」というものではありません。耳の状態によっては、無理に掃除することでかえって外耳炎などのトラブルにつながることもあります。
今回は、お家でできる耳のチェック方法や、耳掃除の頻度、動物病院を受診した方がよいサインについてまとめます。
⏱ このコラムは約4分で読めます
<写真挿入>
耳掃除はした方がいい?
外耳炎などのトラブルがなければ、基本的には必要ありません‼️
本来、耳の奥でつくられた耳垢は、自浄作用によって自然と手前へ押し出される仕組みになっています。
そのため、無理に奥まで掃除しようとすると、かえってその自浄作用を妨げてしまい、外耳炎を引き起こす原因になることがあります。
耳の奥まで完全に耳垢を取りきるのではなく、自浄作用で外に出てきた「見える範囲の汚れ」をやさしく拭き取る程度のケアが理想的です。
耳掃除の頻度は?
耳掃除の頻度は、耳の形・体質・毛量でかなり変わってきます。
正常な耳の子であれば、月1〜2回が目安になります。
ただし、耳が汚れやすい子や、外耳炎を繰り返している子では、その子に合ったケア方法が必要になります。耳掃除の頻度に迷う場合は、診察時やトリミング時にご相談ください。
耳に汚れがあるときは?
耳垢の量が少なく、耳の中に赤みやかゆみがなければ、それは自然と出てきた耳垢なので、優しく表面をコットンなどで拭き取ってあげましょう。
一方で、耳垢の量が多い、耳の中が赤い、においがする、頻繁に耳をかく、頭をよく振るなどの様子がある場合は、耳に何かしらのトラブルがあるかもしれません。
そのようなときは、動物病院の受診をおすすめします。
垂れ耳の犬種、たとえばプードル、ダックスフンド、マルチーズ、シーズー、アメリカンコッカースパニエルなどは、湿気がこもりやすいため、定期的にお耳のチェックをしましょう。
上記の犬種に限らず、耳垢がたくさん見られるときには、一度動物病院で耳の中の様子や耳垢の状態を見てもらい、耳掃除についてご相談ください。
お家で耳掃除する際のやり方は?
お家で耳掃除をするときの注意点は、奥まで触らないことです!!
耳の奥まで無理に触ると、耳の中を傷つけてしまう場合があります。
耳のヒダの見える範囲にイヤークリーナーなどを使用し、コットンで優しく拭き取ってください。
綿棒を使用しての耳掃除はおすすめしません‼️
綿棒を耳道の奥に入れると、耳垢を耳の奥に押し込んでしまう可能性や、耳の中を傷つけてしまう可能性があります。
汚れが耳の奥に溜まった場合、外耳炎の原因になることもあります。
嫌がるときの対処法
健康な耳には自浄作用があるため、嫌がる犬に無理やり耳掃除を行う必要はありません。
嫌がる場合は、耳に赤みや大量の耳垢がないかを確認するだけで大丈夫です。
耳のチェックは、愛犬とのスキンシップのひとつとして取り入れてみましょう。
耳に触れられたら褒めたり、ご褒美をあげたりして、少しずつ「耳を触られること」に慣らしていくのがポイントです。
健康的な耳垢の色は?
耳垢の色には個体差がありますが、一般的に薄い茶色や黄色の耳垢が健康的な色です。
また、質感は少し粘り気があり、強いにおいはしません。
そのため、耳垢が黒いときや、茶色でも質感や量がいつもと違うときは、トラブルを起こしている可能性があります。
<正常な犬の外耳>
まとめ
これから夏に向けて気温も湿度もぐっと上がり、梅雨時期は特に耳のトラブルが増えやすい季節になります。
そのため、いつもより少し意識して耳の状態をチェックしてあげてくださいね。
お耳のトラブルは進行スピードが早く、点耳薬や内服薬での治療が効きにくくなり、場合によっては麻酔をかけての処置や、最悪の場合耳を取る手術を行わなければならないこともあります。
また、外耳炎は慢性化しやすくなってしまうこともあり、放っておいた時間が長いほど治療にも時間がかかりますので、早期発見・早期治療がとても大切です。
少しでも「いつもと違うな」と感じたら、無理にお家で耳掃除を続けず、早めに動物病院へご相談ください。
GWに友達と水族館とバラ園に行ってきました🐟🌹
当院では耳診療に特に力を入れています。
他院でなかなか良くならない子もぜひ一度ご相談ください。


