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2026/04/03
猫が術後服で動けない・倒れる理由とは?病院スタッフが実体験から解説<原>|愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは。トリマーの原です。
猫の避妊・去勢手術後に着せる「術後服」。最近は選択肢として選ばれることも増えていますが、「猫の術後服を着せたら倒れたようになった」「急に動かなくなってびっくりした」というご相談も少なくありません。
実はこの「猫が倒れるように見える反応」は、多くの場合病気ではなく、猫の体の感覚によるものです。今回は、実際にわが家のきなこに起きた出来事をもとに、その理由と注意点をわかりやすくご紹介します。
⏱ このコラムは約2分で読めます
術後服で「猫が倒れる」?きなこに起きた実話
避妊・去勢手術などのあと、傷口を保護するために猫に術後服を着せることがあります。
初めて着せたときに猫が突然固まったり、そのままゴロンと倒れるような姿になり、びっくりする飼い主さんも少なくありません。私も当時はそのびっくりする飼い主さんでした🤭
実際、動物病院でも「家に着いてキャリーから出したら倒れました!」と相談されることがあります。私もその時、トイレもできそうになかったので心配で病院に連れていきましたが、着いた頃に車でおしっこをし、安心した記憶があります。
ですが多くの場合、これは病気ではなく猫の感覚による反応です。
体の感覚が急に変わる
猫はとても感覚が敏感な動物です。普段は何も覆われていない体に布が触れると、背中・脇・お腹の感覚が一気に変わります。
その違和感により、猫は「どう動けばいいのかわからない」と感じて、一時的にフリーズすることがあります。
体の動きが制限される
猫は肩甲骨が自由に動くことで、しなやかに歩いたりジャンプしたりしています。術後服は体を包むため、猫にとっては動きが制限されている感覚になります。
その結果、脳が動きをうまく調整できず、とりあえず動かない、つまり停止するような反応になることがあります。
慣れると普通に歩くことも多い
多くの猫は、少し時間が経つと服に慣れてきます。最初は倒れたり固まっていても、数分〜数時間で普通に歩き始めるケースも珍しくありません。
きなこも、もしかしたらそのうち慣れて歩けたかもしれません。ですが、カラーに変えたところすぐに歩いて普通の生活ができたため、術後はカラーにしました。
注意が必要な場合
ただし、次のような様子がある場合は、服が合っていない可能性があります。
- 呼吸が苦しそう
- 強く暴れる
- 全く立てない状態が続く
その場合はサイズや着せ方を確認するか、お電話にてご相談のうえ、ご来院いただくのがよいかと思います。
術後服とカラー、合うものはその子によって違います
術後服はエリザベスカラーよりもストレスが少ない場合もありますが、それもまたその子その子によって違うことが、うちの子たちで明らかになっています🤭
術後服の方が落ち着ける子もいれば、カラーの方が普段通りに過ごせる子もいます。大切なのは、「どちらが良いか」ではなく、その子にとって負担が少ない方法を選んであげることです。
術後服で倒れたように見えるととても驚きますが、多くは一時的な反応です。落ち着いて様子を見ながら、その子に合った方法で術後ケアをしてあげましょう。
① おはぎ
◆執筆:原美乃里<トリマー>
今シーズンでスノボにどハマりした原です🏂
25年の1月に人生初スノボを経験し、今シーズン2回でどハマりし、最近母とスキー場に行き一人で滑りました!とにかく楽しいですね♡



