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2023/06/12
愛犬が食べてはいけないものに関する記事を監修しました!<副院長>
このたび、愛犬が食べてはいけないものに関する記事を監修しました。
もしも愛犬がなにかドッグフード以外のものを食べてしまったら・・・
焦りますよね!
食べたものの種類によっては、夜間でも早急に対処が必要な場合があります。
焦る気持ちをぐっと抑えて、しっかり調べて、迅速に対処しましょう!
監修した記事はこちらです。
【獣医師監修】愛犬が食べてはいけないもの一覧|理由・症状も解説
2023/06/02
猫のお手入れ〜ブラッシングや毛玉対策、全身のバリカンについて〜<冨板>
こんにちは!動物看護師兼トリマーの冨板です!
今回は猫ちゃんのお手入れ(ブラッシングや毛玉の除去、全身のバリカン)についてお話します!
目次
1.猫のお手入れって必要なの?
2.猫のブラッシング 猫の毛玉について
【ブラシの種類と特徴】
【ブラッシングの工夫】
【猫の毛玉対策】
3.猫の全身バリカン
4.まとめ
1.猫のお手入れって必要なの?
猫ちゃんは自分で自分の体を舐めたりしてお手入れするイメージが強いと思いますが、実は飼い主がブラッシングをしてあげる事はとても大切なことです。
基本的に猫ちゃんには換毛期が3月頃と11月頃にみられると言われています。換毛期は夏毛と冬毛を入れ替える時期なので抜け毛が多く、抜け毛に悩まされている飼い主さんも多いと思います。
ソファや布団が毛だらけになったり、撫でているだけで毛が舞ったり…😵💫
実は換毛期は猫自身にも負担があります。毛づくろいをして普段より多く毛を飲み込むので、胃の中で毛玉が形成されて毛玉を吐いたり、吐き出せずに消化管内に毛球が残る毛球症になったりします。 それを未然に防ぐめにもブラッシングをきちんとしてあげて、予防していくことが大切です。
また、歳をとるにつれて体が痛くなってきたりするので、毛づくろいの頻度が減ります。自分でお手入れが出来なくなった猫ちゃんに代わって飼い主さんがブラッシングをしてあげましょう。
また、ペルシャなどの顔が短い猫は、舌も短く、自分で自分のグルーミングをするのが苦手と言われています。毛質も絡まりやすく、自分でもお手入れが苦手なため、ペルシャを飼っている場合は特に気をつけて、こまめなお手入れをしてあげる必要があります。
2.猫のブラッシング 猫の毛玉について
【ブラシの種類と特徴】
①ピンの先が細く尖ったブラシ
先が細いため毛玉が良くとれますが、力加減を間違えると皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。
②ピンの先に丸いゴムのついたブラシ
先の丸みのおかげで皮膚を傷つける心配はありません。毛並みに沿ってブラッシングする時にオススメですが、毛玉を取るのには向いていません。
③ラバーブラシ
先が柔らかく気持ちいいので猫ちゃんが1番好むブラシです。
④ディジェダー
換毛期に抜けきらなかった毛を簡単に処理できます。抜け毛対策にオススメ。
⑤コーム
あらかじめほぐした毛玉を綺麗に取り除いたり、最後に毛並みを揃えるのに使います。
【ブラッシングの工夫】
・おやつを使ったり、褒めながら行う
・ブラッシングは少しずつ、短い時間で
・背中や首回りなど、比較的嫌がらない部位から始める
・毛の流れに沿って行う
・ラバーブラシや柔らかい毛のブラシを使う(力が強かったり硬いブラシを使うと皮膚を傷つけてしまう恐れがあります)
【猫の毛玉対策】
毛玉が出来てしまうと、からまった毛で皮膚が引っ張られて痛みを感じたり、根元から毛玉がどんどん出来ていきフェルト状になったりします。また、通気性が悪くなってふけや皮脂汚れが溜まり皮膚炎を起こしてしまうこともあります。
そうなる前に、きちんと日頃からお手入れをしましょう!
~小さめの毛玉の取り方~
毛玉の根元を押えながら皮膚を引っ張らないようにブラシで毛先からほぐします。毛玉が取れたら全体的にブラッシングしましょう。日頃から毛玉を見つけたら見つけた段階で取ると大きな毛玉になるのを防ぐことが出来ます。
~大きめの毛玉の取り方~
毛玉と毛玉が繋がってフェルト状になっていたり、どこが皮膚でどこからが毛玉なのか分からない という場合は自分で取ろうとすると時間がとてもかかり、猫ちゃんにかかる負担も大きくなります。その為、サロンや動物病院で取ってもらうことをオススメします!
3.猫の全身バリカン
ブラシでもときほぐせないほどの毛玉は、バリカンをかけることをオススメします。バリカンはブラシで毛玉をとるよりも圧倒的に短時間で、猫ちゃんへの負担が少ないのがメリットです。ただし、猫ちゃんは毛が柔らかくバリカンがかけづらいため、ガタガタになり見栄えはあまりよくありません。また、本来猫ちゃんの体温調節は毛ありきのものなので、全身バリカンをするのは最終手段と捉えてください。
フェルト状の毛玉が出来てしまった猫ちゃんの全身バリカン
当院でも、全身に毛玉ができてしまった場合は、全身麻酔下で全身のバリカンを行うことがあります。ただし、推奨はしていませんので、手遅れになるまえにこまめなケアを行いましょう!
4.まとめ
・毛の抜けかわる季節はブラッシングの頻度を多くする
・サマーカットや全身のバリカンをしてみる
・猫ちゃんに合ったブラシを使用する
・日頃からのブラッシングや、毛玉の解きほぐしを心がける
飼い主さんがお手入れを意識してあげることが、猫ちゃんの綺麗な被毛維持に繋がっていきます。
猫ちゃんが快適に過ごせるよう、これらのことを心がけていきましょう✨
2023/05/19
わんちゃんの暑さ対策!肉球のやけどや熱中症について動物病院スタッフが解説します!<平山>
こんにちは!トリマーの平山です!
みなさんゴールデンウィークは満喫出来ましたか??
私は以前からずっと行きたいと思っていたとあるアーティストさんの個展が丁度GW中に岐阜で開催されていたので観に行きました😌
幼い頃から何かを作る事も見ることも好きなので、とても心満たされる1日になりました!
また別の日には、138タワーパークに友人と遊びに行きました🌷
ご家族でピクニックをされている方や、わんちゃんとお散歩している方など沢山見かけました🐶
みなさんの中にも愛犬ちゃんと一緒にお出かけしたという方も多いのではないでしょうか?
今年のGWはとても天気が良かった上に日中は気温も高くまるで夏のようでしたよね☀️
今回は、そんな日のお出かけや日常のお散歩で、これからの時期気を付けて頂きたいことについてまとめていきます!
目次
1.地面からの照り返し
2.肉球のやけど
3.熱中症
※もし熱中症になってしまったら!(獣医師追記)※
4.その他の注意点
1.地面からの照り返し
日差しで熱せられた地面は60度以上の温度になることがあるそうです。
わんちゃんは人よりも顔と地面との距離が近いので、照り返しの熱気をかなり受けます。
その為、熱中症の危険性が高くなります⚠️
オーナーさん自身の手で地面を触り、わんちゃんが歩いても熱くない温度かどうかを確かめてからお散歩に行きましょう!
特に暑い日や夏場は、すぐに地面の温度が高くなってしまうので、散歩コースがアスファルトの場合は注意したいですね!
芝生や土は気温が上がりにくいですが、それでも暑い日は気をつけましょう!
2.肉球のやけど
わんちゃんは成長とともに肉球の角質層が厚くなるため地面の温度を感じにくいと言われてはいますが、1.でもお話した通り、アスファルトやコンクリートの地面の温度は60度近くになることがあります。
日が沈んでも、その暑さはしばらく残っています。
そんな高温の地面の上を直に歩くと肉球のやけどを引き起こす危険があるため、日差しが強い日中のお散歩は出来るだけ避けた方が良いです。
また、わんちゃん用の靴や靴下を履かせてあげるのも良いでしょう。
やけどを防ぐだけではなく、道端に落ちているガラスの破片などの踏むと危ないものから足を守ることが出来ます!
3.熱中症
わんちゃんは肉球にしか汗腺がありません💧
そのためパンティング(口を開けて舌を出し早い呼吸をして体内の熱気を吐き出す行為)をして体温を下げようとします。
ですが、長時間日差しを浴びてしまうとパンティングだけでは熱を逃しきれなくなり、熱中症になりやすくなってしまいます。
どうしても昼間にわんちゃんとお出かけする場合には、
・なるべくアスファルトやコンクリートの上を歩くことは避ける。
・いつもよりこまめに水分補給をする。
・苦しそうにパンティングをしていたら、すぐ散歩をやめる。
・肉球が赤くなっていたり、腫れていたらよく冷やす。(帰宅後)
などに気を付けましょう!
また、暑い日は、車内にわんちゃんを置いたままエンジンを切って離れるのはやめましょう!
車内の温度は上がりやすく、特に短頭種は短時間でも致死的なほど重度の熱中症になる恐れがあります。
※もし熱中症になってしまったら!(獣医師追記)※
わんちゃんが暑い場所にいて、その後、
・いつもより息が荒い
・いつもより体が熱い
・ふらつく
・発作のような症状がある
・意識がない
・出血がある(おしりから血が出てきた、血を吐いた、下腹部や舌に血が滲んでいる)
などがある場合は、熱中症の可能性が高いので、体を冷やしながら、すぐに動物病院に向かいましょう。
重度の熱中症の場合は、緊急対応が必要になりますので、事前に動物病院に一本電話を入れたほうが迅速に対応してもらえます。
「体を冷やす」ということは、熱中症の初期治療においてもっとも大切で、その後の生存率を左右します。
自宅か車内で、エアコンをつかったり、水を噴霧したり、風通しをよくして体を冷やします。
氷水などの冷たすぎる水は、末梢血管を収縮させてしまい、熱放射効率が低下しますので、使用を控えましょう。
流水で十分ですので、しっかり体を冷やしましょう。
車移動の場合は、とにかく冷房を効かせ、冷えた風を体に当てましょう。
また、動物病院に着いたら、「体を冷やしたかどうか」を獣医師に伝えましょう。
わんちゃんに意識がない場合は、無理やり水を飲ませるのはやめましょう。
水が食道ではなく器官に入り、窒息したり肺炎になったりすることがあります。
わんちゃんの熱中症は、残念ながら致死率の高い、怖い病気です。
迅速な行動が生死を左右します。
あせってしまう気持ちはわかりますが、冷静に、とにかくわんちゃんの体を冷やしながら、すぐに診てくれる動物病院を目指しましょう。
4.その他の注意点
その他にも、ドッグカートに乗せて直接地面を歩かせないようにしたり、冷感素材でできたネッククーラーなどを付けてあげたりするのも良いと思います🙆🏻♀️
元気がない、歩こうとすると嫌がる、すぐ座る・寝そべる、すぐ疲れてしまう、足がふらついているなどの症状が出ている場合は、夏バテを起こしている可能性があります。
その時は、すぐに散歩をやめて家に戻り様子をみてあげてください。
また、水を飲まない、食事を取らない、元気がないなどの症状がみられる場合には熱中症の可能性があるため、すぐ病院へ連れて来てくださいね。
これから夏に向かって段々気温が高い日が増えてくると思います。
わんちゃんと元気に楽しく過ごすためにも、正しい熱中症対策などを行っていきましょう!
(先日、気温が下がった夕方に車で少し遠くの公園まで行き、お散歩した時の写真です🎶)
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