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2026/08/21
シニア犬の夜鳴きはなぜ起こる?原因と対策を知って愛犬をサポートしましょう!<増田> | 愛知県一宮市 おおい動物病院
こんにちは、愛玩動物看護師の増田です!
今回のテーマも、前回に引き続きシニア犬の様々な変化やお悩みについてお話しようと思います。
🐶 前回の増田看護師コラムはこちら
▶ シニア犬がご飯を食べない理由とは?原因と家でできる工夫についてその中でも特に飼い主さんを悩ませるのが「夜鳴き」だと思います。
ご家族も眠れず、ご近所への影響も心配…と飼い主さん達まで消耗してしまいますよね。
「最近、夜になると愛犬が吠え続けるようになった」
「昼間は寝ているのに、夜になると落ち着かず鳴いてしまう」
など、シニア犬と暮らしている飼い主さんから、このような相談を受けることは少なくありません。
夜鳴きは、加齢に伴う体や脳の変化が関係していることが多く、愛犬からの「困っているよ」というサインでもあります。叱ってやめさせようとするのではなく、原因を理解して適切に対応することが大切です。
夜鳴きにはさまざまな原因がありますが、大きく分けると「認知機能の低下」「生活リズムの乱れ」「体の不調」の3つが考えられます。
1. 夜鳴きの原因について
a. 認知症(認知機能不全症候群)
シニア犬の夜鳴きで最も多い原因の一つが、認知症(認知機能不全症候群)です。
年齢を重ねることで脳の働きが低下すると、昼夜の区別がつきにくくなったり、不安感が強くなったりします。その結果、夜中に突然起きて鳴き続けたり、部屋の中を歩き回ったりすることがあります。
💡 認知症で見られるその他のサイン
・家具や壁にぶつかることが増えた
・同じ場所をぐるぐる歩き続ける
・名前を呼んでも反応が鈍い
・トイレの失敗が増えた
・家族との関わりが少なくなった
・ボーッとしている時間が長くなった
こうした症状が複数見られる場合は、一度動物病院で相談することをおすすめします。
b. 生活リズムの乱れ
シニア犬は若い頃に比べて活動力が減り、昼間に眠って過ごす時間が長くなります。
昼間によく寝てしまうと、夜になって眠れず活動を始めてしまい、その結果夜鳴きにつながることがあります。
また、飼い主さんの生活リズムが変わったり、散歩や食事の時間が毎回違ったりすると、生活のリズムが崩れやすくなることもあります。
特に高齢犬は環境の変化に敏感なため、できるだけ毎日同じ時間に食事や散歩、就寝を行うことが安心につながります。
c. 痛みや病気による不快感
夜鳴きは認知症だけが原因ではありません。
関節炎や椎間板疾患などによる痛み、視力や聴力の低下、不安感、腎臓病や心臓病などの病気が隠れていることもあります。
「横になると痛い」「暗くなると周囲が見えず不安になる」といった理由で鳴いているケースもあるため、夜鳴きが急に始まった場合は体調の変化にも注意が必要です。
2. 今日からできる夜鳴き対策
・昼間に適度な運動を取り入れる
体調に無理のない範囲で散歩をしたり、おもちゃで遊んだりして昼間に適度な刺激を与えましょう。日中に活動する時間が増えることで、夜に自然と眠りやすくなることがあります。
・朝日を浴びる
朝の光を浴びることは体内時計を整えるのに役立ちます。毎朝決まった時間にカーテンを開けたり、短時間でも散歩に出たりすると、昼夜のリズムを整えやすくなります。
・生活リズムを一定にする
食事、散歩、寝る時間を毎日できるだけ同じ時間にすることがポイントです。規則正しい生活は、シニア犬に安心感を与え、夜鳴きの軽減につながる場合があります。
・安心できる寝床を用意する
静かで落ち着ける場所に寝床を用意し、寒さや暑さを感じにくい室温を保ちましょう。視力が低下している犬では、家具の配置を頻繁に変えないことも安心につながります。また、飼い主さんの匂いがついた毛布やタオルを近くに置くことで不安が和らぐ子もいます。
・動物病院に相談する
夜鳴きが毎日のように続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せず動物病院を受診しましょう。認知症の進行を緩やかにする治療やサプリメント、食事療法、必要に応じてお薬によるサポートが選択できることもあります。また、痛みや病気が原因であれば、その治療を行うことで夜鳴きが改善するケースもあります。
3. シニア犬の心を穏やかにする「サプリメント」の活用
夜鳴きや不安感、認知機能のサポートには、普段のケアにプラスして「サプリメント」を取り入れるのも有効な選択肢の一つです。
脳の健康を維持する成分や、気持ちを穏やかに落ち着かせる成分が含まれたサプリメントを活用することで、夜鳴きの軽減や生活の質の向上につながるケースがあります。
4. まとめ
シニア犬の夜鳴きは「年だから仕方ない」と片付けられるものではありません。
認知症による脳の変化や生活リズムの乱れ、痛みや病気など、さまざまな原因が関係します。
まずは愛犬の様子をよく観察し、「いつ」「どのような状況で」夜鳴きをするのかを記録しておくと診察時にも役立ちます。
高齢になった愛犬は不安や不快感を言葉で伝えることができません。だからこそ夜鳴きというサインを見逃さず、原因に合わせたケアを行うことが大切です。
「最近夜鳴きが増えてきた」「認知症かもしれない」と感じたら、1人で悩まずお気軽に当院までご相談ください。愛犬が少しでも穏やかに過ごせるよう一緒にサポートしていきましょう。
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◆ 執筆:増田 晴佳(愛玩動物看護師) 学生時代はバスケ部に所属していました。 今は少し運動するだけで全身筋肉痛になるほど運動不足ですが、今でもスポーツは結構好きです。 |
